himehikage.cocolog-nifty.com > ヨルダン・シリア・レバノンその2(2005.10)

S048_1

世界遺産に登録されるパルミラの遺跡は、砂漠のど真ん中、タドモルという町にあります。古くは紀元前2000年の文献に登場。メソポタミアと地中海を結ぶ隊商都市として発展し、シルクロードの要衝の一つにもなりました。
この古代都市の象徴として語られるのが、現在のシリア紙幣にも描かれるゼノビア女王です。3世紀、領土を拡大することでローマの属州から脱し、王国としての独立を画策した女傑。クレオパトラの子孫を自称するそうとうな美人でもあったそう。

パルミラ遺跡の面積は約12キロ平方に及び、発掘されているのは25%にすぎません。最も目立っているのはこの「バール神殿」本殿。1世紀から2世紀にかけての建造。豊穣の神であり、パルミラの最高神であるバール(ベル)を祭っています。