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2009年12月 5日 (土)

これぞ話によく聞く芸人の生き様

マキノコさんのブログに古今亭志ん生の本のことが書いてあったので、1冊読んでみました。

『びんぼう自慢』古今亭志ん生/小島貞二編集
(ちくま文庫)

「貧乏はするもんじゃありません。味わうものですな」その生き方が落語そのものと言われた五代目古今亭志ん生がこの世を去って三十有余年。今なお落語ファンを魅了してやまない師匠が、自らの人生を語り尽した名著。(文庫裏表紙より)


Binbojiman 大震災に空襲に満州足止め…、いろいろ大変な目に遭いつつも、妻子を抱え赤貧を生き抜くことに比べたらへでもないという調子で語られるところがいいです。そもそも貧乏の原因は、収入があるとその日のうちに「呑む、打つ、買う」に使ってしまうからだが、50、60歳近くまでそんな生活が続けられるというのは、秘めてるパワーが半端じゃないからだ。弱っちい人間は若いうちに日の目をみようとあせるが、本当にパワーがある人間は大器晩成と余裕でかまえて、生きたいように生きる。そして、落語の場合は、そのすべてが芸の肥やしになる。
ずっと文句もいわず付き添ってきた奥さんの苦労が、晩年は報われたようで、よかったよ〜。

マキノコさんがいうように、なめくじ長屋の話が特に面白かったです。湿気が高くて家の中も蚊となめくじがいっぱいで、壁にはなめくじが這った後が、きらきらと輝いて模様を作っているとか。

笑える貧乏話が好きな人はけっこういると思うが、なぜだろうかと考えると、貧乏も面白がってしまえるたくましさを眩しく思うのに加え、貧乏イコール束縛されない自由を想像して憧れるせいもあるからだろう。しかし、あくまでも、本当に困った時には助けてくれる人たちが周りにいる、そういう社会があるという前提があってのこと。今の社会は自分の明日のことばかりが心配で、そんな度量をなくしている。

ん?それは私か。


*****************************************


最近ボケが進んでいる自分。特に11月はいろいろありすぎた。年齢によって一晩の睡眠くらいでは疲れが取れなくなっている状態で、緊張を要する仕事が重なると、脳が考えることを停止して、頭の中がつかのま空っぽになってしまうのだ。この症状はとってもまずい! 何度か冷や汗までかいた。

うちの会社のワークシェアリングはなしくずし状態。むしろ休業日は集中してやらなければできない仕事を家で片付けるのにうってつけ。人手が足りなくて、有給休暇も名目だけになっていると社員はみなブツブツ言っているが、そんなさなかの土曜日に、会社が旅費全額持ちでの全員参加の社員旅行(バスツアー)があり、私は寝坊をしてしまい当日キャンセル。そしたら理由が理由だからと、旅費は当月の給料から引かせてもらうと総務からの通知が来た。

…そりゃあ自分が全面的に悪いのは分かっちゃいるよ。でも、なんか納得いかない。減額される一方のお給料。これではますます気持ちが腐ってしまう。会社は来年も就業時間短縮制度を続ける意向らしいが、だったら社員旅行なんかやめてしまって、せめてそのぶんを給料に回してくれたらどうか。


そんな腐った気分をやや復活させてくれたのは、北村さん来年1月からの連続ドラマ初主演のニュース。おめでとうございますっ! 我がことのように目出度い! ほかに希望がないから余計に…あ〜典型的なおばちゃんのつぶやきでした。

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コメント

『宿命1969-2010 ~ワンス・アポン・ア・タイム・イン・東京~』?!
北村さん主演おめでとう!
TVの前で正座して拝見致します。

ワクワクするねぇ~~~!

>えむさん
ありがとうございます〜。って私は親戚か何かかって(^-^;
まあ、エキストラから20年かかってのサクセスですから、ちょっとした感動ですよお。

ひめさんおはー♪
そしてリンクどうもありがとう。

あ、自分のブログのひめさんへのレスで
リンクとトラバを間違えてる~┐(´-`)┌
どんだけアホなんだ、マキは・・・(リアルに呆然)

でもうれしいです♪
志ん生の本は本当に心がリラックスするというか
マキなんかは
むしろあざとさのない本だなあ・・・なんて思ったり。

ひめさんもお仕事大変なんですね・・・。
マキばっかり家でポカーンと過ごしちゃって
申し訳ない気がします。

↑実はマキの親友のハルナも
映画まで撮ったというのに
(ちゃんとメジャーで)
金銭的には一切ゼロというか
お給料も上がらず、もう会社が危ない・・・という
悲惨さで先月で退職して
今月からフリーで仕事しているんですよね。

今はどこも厳しいだろうけど
まきには
ハルナの業界(映像や製作)やお師の業界(出版関係)が一番心配です・・・(;;;´Д`)
(やっぱり友だちだから)

ああ、なんとか
ひめさんはもちろんみんなにも
切り抜けて欲しい・・・(祈り)

マキより
ひめさんへ(はあと)

>マキさん
マキさん、早起きですな〜、それとも徹夜か。
リンクとトラバは私もよく分かりませんgawk

あざとさのない本・・・何を語っても品を感じますよね。
この時代の人の伝記は面白いし。

仕事は、私の勤め先の場合は仕事量は持ち直しているのに、
やはりデフレの影響で、数をこなさないとだめになっています。
でも、実は経営側はまったく痛手を被っていないのではと勘ぐっていて、
そこがやり切れない。

本当に大変なのは業績が悪化し、戻る見込みがあまりないところですよね。
出版関係は特に…。
不況もあるけど、需要のある職種が大きく変わってしまって、
で、そういう職種は賃金が安くて生活が困難だったり。
私も身内が一人、親しい知人が一人、失業中で、
なんとかいい出合い(仕事との)があってほしいと願っています。

お宅の会社ってもうっ( ̄▽ ̄|||)ノ_彡☆バンバン

>YamaYamaCさん
ね、ちょっとブラ○ク入ってると思うわ。
ほかにも、別の社員が経験した話など、せこい話がいろいろと…。

おひさしです~(^^)/
私もやっと在宅の仕事が一段落したところです。
長年やってきた仕事だけど、このご時世、来年もあるかどうか分からなくなりました。
いきなり切られそうですよ、不況憎し!

北村さん、エロい人?目がシャキの人?どっちがどっちか分からない~(><)
でもたぶんhimehikageさんのお気に入りは目がシャキの人でしたよね。
「宿命」か~、面白そう。
何か楽しいことがないとやっていられない。
ふぅ~~。おっと愚痴になっちゃいました。
またきま~す!

>ふぁびゅらすさん
こんばんは!
しばらくお忙しそうでしたね。でもフリーで仕事できるなんてかっこいい。
来年、持ち直しているといいですね。
持ち直してくれなきゃ困る!
愚痴くらい言わせろ!ですよ。

はいー、北村さんはメガシャキの人です。
よく間違えられます、浅見光彦と。
やっぱり大河に出ると、直後にメジャーな仕事が来るんですね。
ドロドロな内容のドラマになるようで、
いっそのことコメディと紙一重なくらいドロドロでいいと思ってます。

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