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2009年10月 9日 (金)

くすくす笑いが止まらない

『続百鬼園随筆』内田百閒
(新潮文庫)


Uchidahyakken 百鬼園先生はいつも小動物に関する文章が、独特の味わいがあって面白い。自分のことも小動物のように、客観視しているふうなのがいい。

子供の頃のことを、情景を含めよくこれだけ事細かに覚えていられるものだなあと感心したが、巻末の解説によると17歳のときの文章が収められているとのこと。いつもと少しスタイルを変えて書いてみたとしか思えないくらい、若いときの文章もうまい。

百鬼園先生は、大晦日の借金取りの話から飛躍して、人間の魂や命の在りかが頭でも心臓でもなく腹だとするのは大変不幸な誤解だと嘆いている。「腹が黒い」「腹が立つ」…最たるものは「切腹」。確かに頭は硬いから、そこに刀を当てて自害しようとしてもまぬけな感じがする。

「目を閉じたまま、瞼の裏側を見る様な気になって見る。花形の様なものが、幾個となく出来て、それが次へ次へと、向うの方へ消えていく。」…これ、寝付けないときによくやる! 何かの残像のような白っぽく同じ形のものが次々と流れて消えていくのを見失わずに追っていると、余計なことを考えるのを忘れて眠れるみたい。

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コメント

ひめさん、こんばんは♪

って、えー
百鬼園、続出たんですね〜\(^〜^)/

↑改めてということですが。って、当たり前よね!

うー
さっそく買わなければ…。いや、百鬼園、特に好きなんです♪
(後でAmazonに注文しよ♪)

ひめさんも好きなんですね\(^〜^)/

うん
クスクスしてしまう♪

マキは
彼の顔も好きです♪
(への字口が憎めない〜)


マキより
ひめさんへ(はあと)


>マキさん
こんばんは。いいですよね百鬼園は傑作でした。
続は前作が大ヒットしたので、急いで出版した(当時)ようで、まとまりとしては前作のほうがありますが、これはノスタルジックな話が良かったですよ〜。

ポートレイトは、自らお気に入りの1枚だったんでしょうかね。あのにらんでいるような困ったような顔も、作風にぴったりですよね!私も好きです。

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