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2009年6月13日 (土)

元気の出る音 その37

多少聴きかじったジャズの、トランペットで好きだったのはリー・モーガンでした。もともとその「音色」が非常に好みだったわけですが、決定づけたのはこのアルバムでした。

『Lee Morgan Live at the Lighthouse』


Leemorgan 1970年に録音されたモーガン末期のライブアルバム。単にこのくらいの時代のゴリっとしたドライブ感のあるジャズが好きだからという理由が大きいですが、このライブの2年後、わずか33歳で、痴情のもつれから内縁の妻によってライブハウス出演中に銃殺されるという死に様が、ある種のイメージを増幅させているのも否めません。


ライブのメンバーはリー・モーガンのほかに、ベニー・モーピン(ts他)、ハロルド・メイバーン(p)、ジミー・メリット(b)、ミッキー・ロッカー(Dr)。LPでは2枚組だったと思うが、CDは未収録分の曲が追加され3枚組になっている。その中から、いま聴いて1曲挙げるとしたら、ラストに入っている「ザ・サイドワインダー」。ベタでごめんね笑。モーガンの代表曲で、1964年にジャズの枠を超えての大ヒットとなったこの曲には、世代的にはまったく思い入れはないが、このアルバムの演奏を聴くと、やっぱりかっこいい曲なんだなーと思う。

個性的なベース演奏のせいか、ジェイムズ・ブラウンのファンクとブーガルの中間のようなノリで、オリジナル演奏以上に軽快でノンジャンル。トランペットとテナーサックスの絡みもよくて、ピアノソロの途中から入ってくる2ホーンのリフがモダンな雰囲気をプラス。その直後にピアノがダンス天国のフレーズを奏でるのはさすがに軽すぎと思うが、このライブならではのルーズさもまた味わい。いま「サイドワインダー」を聴くとしたら、オリジナルよりこっちの演奏のほうが受けると思います。


「サイドワインダー」といえば、オリジナル演奏ではボブ・クランショウの粋なベースも特筆されますが、クランショウのベースでは、モーガンのアルバム『ザ・ジゴロ』の1曲目「イエス・アイ・キャン、ノー・ユー・キャント」のイントロがなんといってもかっこよかった。曲のテーマが始まってしまうと、おとなしめになってしまうんだけれど、ほんの8小節のベースのイントロには一聴惚れして、くり返し針を落としていたのを思い出しました。


『Lee Morgan Live at the Lighthouse』より「アブソリューション」
http://www.youtube.com/watch?v=aY1YEkq79QA

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こんにちは、情報侍です。

良いブログですね

また来ますね

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