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2009年5月10日 (日)

父が息子の曲を歌い継ぐ

金曜日、オージェイズのエディー・リヴァート単独のライブをビルボードライブ東京で見てきました。


エディー・リヴァートの歌声はちょっと変わってる。話す声は耳障りなくらいよく通るバリトンなのに、歌うと管楽器がミュートをしたときのようなこもったテナーになる。まったく別人の声のよう。そして、歌い上げるときは全身からふりしぼるように声を出すが、それが好きな人にはたまらない。あえて苦しい音域で歌うスタイルが好きだ。


来日したバンドはキーボードとギターが2人ずつ、ドラム、ベース、パーカッション、コーラスの女性1人の8人編成。まるで「Love Train」の歌詞を意識したかのように、いろんな人種の方々で構成されておりました。
それなりに人数は揃っているが、すごく上手い人たちばかりというわけでもなく、このメンバーでゴージャスなフィリーサウンドを再現するのは難しいというのは私でも分かる。そのためかどうか分からないけれど、初っぱなに「裏切り者のテーマ」「I Love Music」「Love Train」という、オージェイズのメジャーな3曲をさくっとメドレーで済ませてしまい、ラスト手前にサム・クックの曲のメドレーを持ってくる構成は、ライブの盛り上がり的にはいまいちだった気が。


しかし、真ん中あたりで夭折した息子ジェラルド・リヴァートの曲を3曲じっくり歌う姿を見ていて、エディーが単独でコンサートをやる意図はもしかしたら息子の曲を自分が代わって歌い継いでいくことがまずはあるのではないかと思いました。そして、フィリーサウンドで聴き慣れているエディーの歌声には、サム・クックの曲より、ジェラルド作曲の80年代の曲のほうがしっくりきました。個人的にはジェラルドのアルバムで親子共演した「Baby Hold On To Me」が良かったです。


あと、ハロルド・メルヴィン&ザ・ブルーノーツの「Wake Up Everybody」もエディーの歌声で聴けてうれしかった! これはぴったりの選曲に思えた。ブルースを1曲ってことで「Thrill Is Gone」、そしてなぜかロバート・パーマーの「Addicted To Love」も歌ったりしました。年齢からして、パワー的にはどうなんだろうと思っていたけれど、ファンキーな曲には元気に腰も振ってみせ、声質も思っていたより変わりがなく安心しましたよ。


次は7月にコットンクラブのミント・コンディションのライブに行く予定だけども、この夏はほかにも気になるライブがたくさんあって困る〜。アンソニー・ハミルトン、アンヴォーグ、ラファエル・サディク、クリスチャン・マクブライト、ファラオ・サンダース、ミシェル・カミロ&トマティートとかいろいろ。懐具合が許したら毎週でもどこかに通いたいくらいだ! でも、無理ですから! はあ・・・。

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コメント

オージェイズと言えば「裏切り者のテーマ」ですね~。
何と言っても中学生の頃です(^^;
そうか~ライブがあったんですね。
こちら田舎ですので、聞きたくとも誰も来ません。
ヒメヒカゲさんのレポ、楽しみにしています。

リンクありがとうございました。
これからもよろしく~(^^)

>ふぁびゅらすさん
この頃の曲は邦題で覚えてますよね。
対で思い浮かぶのはスリーディグリーズの「荒野のならず者」です。
あれ、イーストウッドの話題の続きのような・・・笑

ライブは同世代が多かったですよ。あと外国人も。
こちらこそよろしくお願いします。

なんとラファエル来るですか!?
ちっとも知らんかった。田舎帰りなもので。
今度はちゃんとホンモノだろうなあ´・ω・`

>やまやましーさん
お帰りなさい。
ラファエル、ブルーノートで6/26〜7/1、一般は22日から発売。どうする?
自分としてはアンソニー優先なんだけど、ともかく来週メールします。

6/30か7/1しか行けないのだけど、これだけは絶対行きたい!
恥ずかしながらブルーノート初見参、できればご一緒したいっす!
しかし不況の今、外タレ(邦人もか?)のチケット代って高値感あるよね〜。
数少ないディスカウント禁猟区なのでしょうか。。。

>やまやましーさん
それでは決まり!
チケット代は、ライブハウスの場合は仕方ないと実感すると思うよ。
ライブハウス側はそんなに儲かってないはず。
それに比べたら大きな会場は、もう少し安くてもいいよねえ。
しばらくそういう会場、行ってないから相場もよくは知らないけど。

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