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2009年5月18日 (月)

意外とあっさり

北村一輝と浅野忠信は、ともに映画の出演作は数多いが、北村が水の層なら、浅野は油の層のような(逆でもいいけど)、同じ邦画でありながら隔離した世界に属するという私の勝手なイメージがあって、この映画はその両者の共演がなんといっても楽しみでした。


「鈍獣」(2009年 日本)
★★★☆

Donju 小説を連載中に行方をくらました作家・凸川を探して、週刊誌の編集者・静が訪れたのは、相撲を中心にこの世は回っているかのような田舎町。そこで、凸川の幼なじみだったホストの江田と警官の岡本、さらに江田の愛人の純子とホステスのノラと出会って話を聞き出すうちに明らかになる、彼らが企てた凸川殺害計画の奇妙な顛末…。


笑った〜。笑ったけど、鈍いのは凸やんだけだったんだろうか、それとも登場人物みんなどこか鈍いんだろうか、そこがよく分かりません。


トレイラームービーを観たときに、ああこの変なテンションの高さ、苦手なノリの映画かも〜と思ったが、観ると意外とそうでもなくて、セットの奇抜さとはうらはらに、良くも悪くも普通の映画という印象でした。登場人物もへんてこ衣装の割には、最初からそれほど変人ぽさを感じさせません。


もとは宮藤官九郎が脚本を手がけた戯曲を映画化したもので、監督の細野ひで晃はCM界で活躍する人。宮藤といったら私はテレビドラマの脚本しか知らず、彼のドラマとともに、この映画のストーリーもけっこう好きなのだが、この人の脚本の映像化は、生かすも殺すもテンポ次第なんじゃないかと思いました。すごく面白いところ、想像をかきたてるところ(柴田山親方とか)もいろいろあったのに、それが蓄積されていった結果、何かが浮かび上がってくるというものに乏しかった気がします。これが舞台だったら、空間を共有する独特の緊張感をともなって、面白い効果が生じるんでしょうね。


でも、この映画は嫌いなところもなかったです。たまにヒットした邦画を観ると、説明過多な映像や台詞、泣かせる展開など、生理的にダメな部分があることが多いのだが、これはそういう変な媚びがないところが良かったと思います。だからヒットは難しいかもです(笑)。強いて言えばエンディングテーマまで、監督のセンスで貫けたらもっと良かったのに。

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コメント

この映画、お友達と見に行く予定~♪
なんたって最近、浅野さんLOVEだからさ~♡
で、ヒカさんに面白かったかどうか感想を聞いてから・・・と思ってたのだ。
さすがお早いですねーっ!
変にテンション高い映画!(笑)
クドカン、、、好き♡なので(笑)多分、イケル!と思います!!

>えむさん
見にいかれるんですか、ありがとうございます。
しかし、あまり参考にならない感想ですみませんね。
テンション高いのはトレーラーの印象で、意外と落ち着いて見れる感じです。
浅野とクドカン好きなら大丈夫でしょう。って何が?

観に行ったよ!面白かった!
全然鈍くは無かったってことだよね?凸やん。
浅野さんじゃなきゃあの味が出せないんじゃないかしらん。
あの笑顔に癒されました。「おしまい?」って・・・(笑)
南野陽子良かったなぁ。
北村さんが思ったよりフツーでちょっと残念だった・・・
「ポロス」・・・笑ったよー!

>えむさん
まずまずで良かったよー。
思ったより普通の映画だと思ったのは、北村がフツーだったんだな。
言われて気づいた笑
ほかの映画のチンピラ系はこんなもんじゃない。
浅野の最後の笑顔は癒されたなんてもんじゃないよ。
まじでやっかいない人にかかわってしまったもんだという感じ。
さすがに凄みがありますね。

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