« スーパーヒーローたちの黄昏 | トップページ | 日記でも付けてみるべきか »

2009年4月12日 (日)

警部と少女探偵

『ロウソクのために一シリングを』ジェセフィン・テイ著/直良和美訳
(ハヤカワ・ミステリ )

Photo_3
英国南部の海岸にその朝打ち上げられていたのは、いまをときめく映画女優クリスティーンだった。遺体の髪にからまっていた男物コートのボタンから、殺人と判断したロンドン警視庁のグラント警部らは、クリスティーンと一緒に別荘に滞在していた無一文の青年ティズダルを容疑者として疑うが証拠がない。そんな折、クリスティーンが生前から用意していた遺書が開示され…。


ジョセフィン・テイは、ゴードン・ダヴィオットの別名も持つイギリスの女性作家(1896年ー1952年)で、アガサ・クリスティとほぼ同世代。印象的なタイトルのこの作品は、古典的名作『時の娘』を代表作とするアラン・グラント警部シリーズの2作目であり、ヒッチコックの映画「第3逃亡者」の原作としても知られるそうです。

グラント警部が第一容疑者に目を奪われているすきに、警部と親しいウェストオーバー郡警察署長の娘エリカが、探偵ごっこに興じて容疑者の無実を証明しまうところが楽しい。今となってはオーソドックスすぎるミステリですが、この少女のキャラクターがチャーミングだったのと、犯人が意外だったのが良かった。

« スーパーヒーローたちの黄昏 | トップページ | 日記でも付けてみるべきか »

書籍・雑誌」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/1175528/29090993

この記事へのトラックバック一覧です: 警部と少女探偵:

« スーパーヒーローたちの黄昏 | トップページ | 日記でも付けてみるべきか »

インデックス

無料ブログはココログ