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2009年2月24日 (火)

「ソーセージみたいに、完全に死んでますよ」

『料理長が多すぎる』レックス・スタウト著/平井イサク訳
(ハヤカワ文庫)

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美食家でプライドが高く、150キロ弱の巨漢である私立探偵ネロ・ウルフは、乗り物が大嫌い。しかし、南部の保養地カノーワ・スパーでの「15人の名料理長」の集いに主賓として招かれ、今回ばかりは出掛けないわけにはいかず、助手のアーチーを伴ってしぶしぶながら列車の旅に出る。そして、現地での晩餐会の前日、一人のシェフが何者かに刺殺される事件が起きる…。

アメリカで最も有名な”安楽椅子探偵”ネロ・ウルフ・シリーズの、1938年に発表された代表作。シリーズのほかの作品を読んでいないので推測ですが、自分の興味のあることしか眼中にないわがままな巨漢ネロと対照的に、助手のアーチーはハンサムなうえにユーモアがあり、女性あしらいもスマート。そのアーチーが語り手であることが、この本の魅力の一つになっていると感じました。ネロもとっつきは悪いが、実は懐の深いところがあり、ソーシス・ミニュイ(ソーセージの一種)への執着ぶりは可愛らしくもある・・・。レジナルド・ヒルのダルジール&パスコーに通じるコンビものの面白さがありますね。ところで、アーチーは本当は独身?

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