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2009年2月 3日 (火)

空気人間は隔世遺伝

待ち受け画面がフリーズしたまま電源が落ちてしまった携帯電話がふっかつ! 機種変更手続きをして2日後に、放っておいた旧携帯の着信ランプが点滅していることに気づく。「ひぇ、幽霊メールか?」と思ったら、くーまんメールでした。「特に用はないけどメールしてみました」だって。くーまん、驚かすなあ、もう。
でも、くーまんメールのおかげでフリーズが解けて、あきらめていたアドレスなどのメモリを取り出せたのでした。しかし、廃棄のために旧携帯のメモリをすべて消去したところ、再びメール受信。「はじめまして! くーまんでふ。」・・・廃棄するのがしのびなくなってしまった。くーまんのためだけに時々充電しておくか?



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アメリカン・ホラー小説の大家の息子という事実がどうしたって気になってしまう、若手作家の2005年のデビュー作。話題作。

『20世紀の幽霊たち』ジョー・ヒル著/白石朗・安野玲・玉木亨・大森望訳
(小学館文庫 2008年邦訳)

20

巻頭の謝辞を含めると全部で17篇からなる怪奇幻想短篇小説集。少年と家族、または友人が登場する話が多く、また、アメリカの田舎を舞台にした少し古い映画を思い出させるところもあり、ホラーをベースにしながら、どこかノスタルジックで、情景も慣れ親しんだもののように目に浮かんできます。1篇1篇の読後感もバラエティに富んでいて楽しめました。

映画みたいといえば、巻末に、ある作品の「削除部分」や、著者による「収録作品についてのノート」が掲載されているところが、映画DVD特典の未公開シーンやメイキングまたは音声解説のようだと思いました。映画館やロメロのゾンビ映画を題材にした話もあって、父親と同じく映画が好きそうです。
強く印象に残ったのは、著者自身も気に入っているという「ポップ・アート」(斬新、切ない、伊坂ファンなんかが好きそう笑)、それに続く「蝗の歌をきくがよい」(カフカに感化された作品)、後半の「おとうさんの仮面」(現実的にはこれがいちばん怖くて悲惨)と「自発的入院」(これも切ない)。ラストに載っている「救われしもの」は、たまたまテレビでやっていた映画「プロフェシー」を見たすぐ後に読んだため、イメージが交差してしまい、ずいぶん不安な思いをしながら読みました。

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