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2008年9月 8日 (月)

本能に導かれて

ジョン・クラカワーのノンフィクション『荒野へ』を映画化。

「イントゥ・ザ・ワイルド」(2007年 米)
★★★★★

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あらすじと主人公クリス・マッカンドレスの印象は原作の感想に書いたとおり(ネタばれしてます)。とても丁寧に作られた映画だった。原作のもっていた繊細さがまったく損なわれることなく、映画化されていることに驚いた。出演者たちの演技もみな良かった!

一つ一つの映像に、監督ショーン・ペンの目を感じた。主人公クリスと一緒にショーン・ペンも、まっさらな心に戻って旅をした。そんな映画だった。エミール・ハーシュ演じる主人公クリスが映画を撮影しているカメラと戯れる、まるでメイキングのような映像が何カ所かはさまれるのが、その印象をいっそう強くした。

青年のやったことを無謀と非難するのは簡単だが、その無謀を許さない社会はつまらないと思う。しかし、映画を見て改めて、残された人々の悲しみに胸が締め付けられた。特に孤独な老人を演じたハル・ホルブルック、出番はわずかながら父親役のウィリアム・ハートには泣かされた。


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同じ日に見た映画。「イントゥ・ザ・ワイルド」とは真逆ともいえるコメディだが、テーマ的には似ていなくもない?(笑)

「デトロイト・メタル・シティ」(2008年 日本)
★★★☆

自分が嫌いなタイプの音楽を演奏しなきゃならないというのは、実際には相当な拷問だと思う。私には、主人公の根岸くんが本来目指していたオシャレなポップミュージックのほうが、演奏するのも聴くのも苦痛。クラウザー様のデスメタルのほうが好みです(吹き替えのボーカルの人がうまかった)。

でも、もっとはちゃめちゃにできたのになあという思いが残る。クライマックスのジーン・シモンズとの対決はちょっとしょぼかった。原作の漫画どおりなのかもしれないが…。
今をときめく映画スター(?)松山ケンイチは、クラウザー様に扮したときの走り方が良かった。母親役の宮崎美子がいい味を出していた。

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