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2007年11月 5日 (月)

誰がネズミで誰が猫なのか

『リガの犬たち』ヘニング・マンケル著/柳沢由美子訳
(創元推理文庫 2003年邦訳)

スウェーデン南部の海岸に、一艘のゴムボートが流れ着いた。その中には、高級なスーツを身につけた二人の男の射殺死体が抱き合うように横たわっていた。彼らはいったい何者なのか?どうやら海の向こう、ソ連か東欧の人間らしいのだが…。小さな田舎町の刑事ヴァランダーは、この国境を超えた事件に思いもよらぬ形で深入りすることになるのだった!
(文庫裏表紙より)

Fi2621510_1e 順を追って読んだつもりでいたヴァランダー刑事シリーズ、この第2弾を飛ばしていたことに本を整理して気付いた。以降のシリーズで毎回噂として登場するあの女性とは、この刊の中でこういういきさつによってああなったのね・・・。

小説の舞台の半分は、1990年頃のラトヴィアの首都リガ。ソ連の支配からの独立運動さなか、KGBとソ連シンパ、麻薬犯罪シンジケートが互いの利益のために陰で結託し、街中には密告者があふれ、独立を阻もうとする。ヴァランダーはその対立に巻き込まれ、そして恋に落ちる。エキゾチックな異国の環境に加え、ともに身の危険にさらされているというシチェーション。アドレナリンがどばっと出て、中年といえども恋するのは容易か。
シリーズのいつもの面白さを期待するといまいちな気がするけど、意欲作。

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