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2007年6月24日 (日)

水石とはマニアックな。

二度のMWA賞に輝く実力派が贈る、
心ゆさぶる感動のミステリー(文庫の帯より)。

『ブラック・ウォーター』T・ジェファーソン・パーカー著/横山啓明訳
(ハヤカワ文庫 2003年邦訳)

Fi2621474_1e オレンジ郡の若き保安官補が自宅の外で頭に銃弾を受けた瀕死の状態で発見され、その妻はバスルームで、夫の銃により射殺されていた。捜査が無理心中説に傾いていく中で、納得のいかない殺人課女性巡査部長マーシ・レイボーンは、夫婦が身分不相応な贅沢な暮らしをしていたことから、何かの事件に巻き込まれたのでないかとの疑いを深めていく…。

昨年読んだ『サイレント・ジョー』が、個人的には今ひとつしっくりこなかったものだから、再チャレンジしてみたT・ジェファーソン・パーカー。こっちは普通の、子供を育てながら働く女性が主人公だから、もう少しなじめるかなと思ったが、やはり、どうにも生理的に合わないというか・・・。内容は嫌いじゃないし、巧い小説だとは思うけれども、自分の場合は、シリアスな中にもユーモアとか滑稽さとか皮肉とかが行間から感じ取られる、もっとドライな感じのミステリーのほうが好きなので仕方ない。となると、やっぱり英国ミステリーのほうがしっくりくる確率が高いんだな。

新作と思って文庫を買ったら、シリーズものの3作目ということで、それも失敗した。しかし、前作2作が講談社文庫で、これはハヤカワ文庫なんだもんなあ…。それでも機会に恵まれたらもう1冊、パーカーの別のを読んでみようかしら。見過ごせない魅力をもつ作家ではある。

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