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2007年3月 4日 (日)

例えばポパイにおけるほうれん草

のような秘密兵器が登場したときが一番面白かった。例えが古くてごめんなさい…。昨日から公開の映画。

「龍が如く 劇場版」(2007年 日本)

Fi2621432_1e 北村一輝の出演作は、映画もドラマも欠かさず見ることにしているのだが、カメオ的に出演した「大奥」はついに映画館に行かずじまい…。でも、これは主演だからね! 主演映画がこれだけの規模で公開というのは初めてだしね! 監督は気心の知れている三池崇史。一般受けは無理でも、何かやらかしてくれるかもという期待は密かに持っていた。
テレビでCMが流れていたから、舞台挨拶のある初日初回は見られたらラッキー程度の気持ちで上映30分前くらいに出掛けたのだが、思ったほどの混雑でなく…。何事もファンが思うほど、世間の注目度なんて大したことないものだ。

舞台挨拶で北村が、完成した映画を初めて観たときの感想を「なんじゃこりゃあ! 監督またやってしまったか…」だったと言っていたが、まあほんと、そういう映画…。まったく同じ感想。なんじゃこりゃあ!という言葉は、良い意味とも悪い意味ともとれるわけだが、そう言われた途端に思わず吹き出してしまった監督自身の気持ちは「おいおい、こんな場所でそんなに正直に言うなよ」だったかも。壇上にはプロデューサーもいるのに(笑)ともかく、2人が今も仲が良くてうれしかったよ。

話は逸れるが、北村の三池作品デビュー作「喧嘩の花道 大阪最強伝説」は、オリジナルビデオ作品ながら、昭和の雰囲気を伝える青春映画の傑作だと思う。二宮清純の「浪花ヤンキー列伝」が原作。もっと評価されるべき! 亀○親子の物語なんかよりよっぽど面白いから。

話を戻しまして、ゲームソフトの映画化で、製作費を出しているのもそのソフト会社らしいので、この映画は常識的に考えてゲームの宣伝、キャラクター商売の一環なのだ。だから、一般的な映画の面白さを期待して観ること自体がそもそもの間違いかもしれない。また、極道ものなのに子供でも見られる内容を意識している時点で、相当の無理が生じるし、突っ込みどころが多くなるのも当たり前だ。

そのため三池監督独特の、バイオレンスシーンのグロさも抑えられていたが、クライマックスに登場するパワーアップアイテムが引き起こす“脱力系”の笑いは、いかにも三池監督らしかった。最近だと「妖怪大戦争」が同じパターンかな。

キャストは概ねはまり役と思った。岸谷五朗が演じるアイパッチの凶暴だがどこか憎めないキャラが魅力的で、「桐生ちゃ〜ん」と子分引き連れて因縁の決着を付けに現れるたびに、桐生(北村)が眉をひそめて「またおまえか」という素振りをしつつ、でも実はまんざらな気分でなさそうだったり…。この2人が一緒に出ているシーンは文句なく面白かった! この設定、メイン出演者、監督で、毎回一つのエピソードが完結する連続ドラマがあったら楽しみに見てしまうと思う。子供が見られない深夜にね!

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