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2007年3月24日 (土)

私家盤・魅惑のエロヴォイス その25

1年くらい前にCDを買ってほとんど聴いていなかった。ソウルシンガーのシル・ジョンソンを父に持つシリーナ・ジョンソンのアルバム『 Chapter 3 : the Flesh』。カニエ・ウェストやR・ケリーなどの今の売れ筋R&Bのアレンジの良さが、自分の年のせいかいまひとつ理解できないというのもあって、最初の何曲かを聴いたっきり放っておいたのだ。で、数日前にランダムモードでかけてみたら、おおおおーーーなんという、素敵な歌声!

いろんなゲストを迎えた華やかなアルバム前半よりも、一聴地味でオーソドックスな曲調が並ぶ後半のほうに心奪われました。可愛らしい歌い方とディープな歌い方、両方できる人なんですね! アルバムの前半と後半で、その幅がくっきり聴き分けられるのが面白い。歌詞を見ても、前半は恋してハッピー、後半に行くにつれてド演歌。んで私は、じんわりと女の情念で迫るディープな後半好み。たぶん少数派(笑)。

Syleena Johnsonの“Another Relationship”

Fi2621439_1e 例えばこの12曲目とか、8曲目の「Phone Sex」とか、歌だけでじわじわ盛り上げていくところがなんとも!!! 歌声聴いてるだけで切ない!!! 14曲目「Apartment For Rent」、15曲目「Only A Woman」も彼女の歌の底力が発揮されていて良い!!! ディーバとして大御所メアリーJにも決して負けていないのが素晴らしい!

映画「ドリームガールズ」に登場した女性たちの歌はとても良かったが、純粋に黒人女性ヴォーカルの魅力としては個性が欠けるというか、声自体に引っかかりがなく何か物足りない。シリーナのように少しハスキーで適度にひしゃげているのほうが聴きごたえがあって魅力的に感じます。

アルバム前半も悪くない。3曲目の「He Makes Me Say」、R・ケリーの4曲目「Special Occasion」、アンソニー・ハミルトンとデュエットした5曲目「More」あたりは好き。
でも、カニエ・ウェストの6曲目は、ネタ元のブルーマジックの曲を知っていたら何かのオマケ程度の曲にしか聴こえない。彼女の歌は別として。こういうのが受けるとしたら、完全についていけなくなっている。

試聴のできる公式サイト

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コメント

(^^)。。。 演歌と云うかブルースのフィーリングなのでしょうね ^^そして、単なる美声よりも、少しハスキーな方が、心が伝わってくるような気がしますよね (^^)

>ascさんブルースフィーリングを分かりやすく、つい演歌と例えて言ってしまうんですが正確な例えではないですね(笑)。楽器でも少し濁った音のほうが肉声に近く心に届く感じがするんですがこれは個人の生理的なものでしょうね。

私は試聴して2曲目ぐらいで聴くの止めちゃいました。ちょっと考え直そかな。彼女の1枚目は持ってるんですけどね。昔ながらのライターさんの評判も良いみたいですもんね。カニエ・ウエストは「大ネタ使い」の傾向強いですね。嵌ればカッコイイんですけどね。

>k.m.Joeさん試聴してやめたの分かる分かる。私も評判良かったので買ったんですが、そのまま埋もれるところでした。ああいうのを大ネタ使いと言うんですね。しかしなぜカニエがそれほど受けるのかなあ。本人のアルバムを聴きもしないでなんですが、個性がつかめません。

>シリーナのように少しハスキーで適度にひしゃげているのほうがそれならレイラ・ハザウェイがお薦めです(笑)ダニー・ハザウェイの娘っす。

>goodさんレイラ・ハザウェイ、アルバムは聴いたことないけど、何かのオムニバスか、誰かとの共作かで、印象に残ったのがありました。今度探してみます!

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