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2006年10月31日 (火)

私家版・元気になる音 その32

アルバムの発売時期から考えると1988年頃か? ラジオのB.B.キング・アワーでよくこの曲がかかっていて、何度目かにやっと演奏者名が聞き取れてCDを買いにいった。

Grady Gaines & The Texas Upsettersの“I've Been Out There”

Fi2621402_1e一聴どうってことない曲。しゃべりだけで歌はなしだけど、グラディ・ゲインズのサックスが、キング・カーティスばりばり! ぐわーっ、熱くてかっこいいぞ!
バンド名がまた、いなたくっていいすねー。アップセッターズ…。ジャケ写もその名前に負けちゃいないぜ!って感じでGoodです。

アルバム名は『Full Gain』。最近Pヴァインから再発になったようです。
リーダーでサックス奏者のグラディ・ゲインズは、昔リトル・リチャードの
バックバンドを率いていた人。バンド名もその当時からです。一緒にやっているギタリストの弟ロイ・ゲインズは、アルバムを1枚出していて、クルセイダーズにいたメンバーがバックを務めてるらしい。

グラディは、サックスの音色はもちろん、追求している音楽性も、キング・カーティスをそのまま継承しているのではないかと思う。この曲「アイヴ・ビーン・アウト・ゼア」はアルバム中では異色で、ほかの曲はもう少し泥臭い。とはいえかなりバラエティに富んでいて、4曲目のブギや、10曲目のサックスがむせび泣く風のゆったりしたインスト曲や、極めつけはラストの12曲目。なぜかいきなりレイ・チャールズっぽいR&B…。(再発盤はボーナストラック付きみたい)

なんつか、ブルースというジャンルに押し込めてしまうには惜しい人たちで、でも、それが幸いしたのか、それで道を誤ったのか、オフシャルサイトを覗いたら、有名曲のコピーばかりやってるハコバンみたくなってしまっていて、呆れて、笑って、すこし泣けた…。
でも、きっとリーダーのグラディ・ゲインズは、コピーバンドでも何でも ライブでお客さんを沸かすのが心底好きなんだろうなー、と思います。

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コメント

一連の<ブラックトップ>レーベル物の一つで、当時他の作品も含め話題になったんですよね。私は当時は違う方向を追いかけてたようで、モダン・ブルース系と判断して手を出してなかったです。こうやって再発されるという事は内容は間違いないようです。この辺も頭に入れておきます。

>k.m.joeさんそうですか、当時それなりに話題になったんですね。私はブルースのうちで何がモダン・ブルース系かがまず分からないので何とも言えないですが、サックスだけはこだわりがあって…。このおっさんのサックスはとても好きです。

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