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2006年8月 2日 (水)

キウェテル・イジョフォー

Fi2621353_1e 木植えてる? まずは一発では覚えられない名前だ。でも、顔だけはすぐに覚えた。ロンドン出身の俳優、キウェテル・イジョフォー。
最初に観たのは「ラブ・アクチュアリー」だった。先日観た「インサイド・マン」では、デンゼル・ワシントンよりもその相棒刑事役をやっていたキウェテル・イジョフォーのほうが印象に残って、調べてみたら、最近めきめき売れているのですね。なんとなく今後、デンゼルにも負けない、正統派で主役がはれるアフリカ系スターになりそうな気がして、ほかの出演映画も借りてきた。


「堕天使のパスポート」(2002年 イギリス)
★★★★
イジョフォー主演作品! ロンドンで生きる不法滞在者、密入国者たちの話。登場人物たちは国籍も、国を離れた理由もさまざま。自由を手に入れようと安賃金で必死に働く彼らが窮地に陥ったとき、それを利用して金儲けを企むのも、また移民たちだったりする…。

ネタバレになるので書かないが、こういう取り引きというのは世界中で現実に行われているんですね…。日本でも借金返済絡みでたまに耳にするけど。シリアスなテーマながら、スペイン系のホテル支配人、カリブ系(?)の娼婦、死体安置所で働く中国系の友人など、脇役たちのキャラクターが魅力的で楽しめた。しかし、悪賢いわりにマヌケだ、支配人。

原題は「Dirty Pretty Things」。日本語だと必要悪に近いニュアンスかな。例えば「ヒズボラ殲滅のためなら、レバノンの民間人数百人が巻き添えになって死ぬのもDirty Pretty Things」とか…。もちろん悪い冗談。でも、今の無法すぎるイスラエルの行いに対する、日本のテレビニュースでの扱いを見ているとあまりに軽すぎちゃって、本気でそう考える人が増えているとしても不思議じゃない気がしている。


「メリンダとメリンダ」(2004年 アメリカ)
★★★
メリンダというワケ有りの過去を持つ女性をヒロインとしたラブロマンスを、喜劇仕立てと悲劇仕立ての2本同時進行で見せる映画。イジョフォーは悲劇のヒロインが恋に落ちるプレイボーイのピアニスト役。

ウディ・アレン監督のロマンス・コメディ作品を観たのはしばらくぶり。好きな人は大好きなんだろうけど、相変わらずのノリだ。しばらくぶりに見たのであまり気にならなかったけれど、一時は登場人物が神経質にまくし立てるたびに、ウディ・アレンが演技指導している姿が思い浮かんでしまって、どうにも映画にのめり込めなかった。でも、お芝居としてみたら、これもよく練られたストーリー。そつがない。


で、これまで4本しか観ていないキウェテル・イジョフォーなのですが、色気と知性を兼ね備えた役がよく似合うし、演技もかなりうまいのではないかな。昔のアメリカのブラックムービーに出てきそうな、少し野暮ったいルックスもむしろ私的には好みなのだ。ハードボイルドな探偵役なんかを見てみたい。絶対にはまると思う。いっそうのこと007シリーズの新ジェームス・ボンドも彼で良かったのではないか。
8月終わり公開の「キンキーブーツ」も面白そう!

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