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2006年8月14日 (月)

世の中は不器用な愛情だらけ?

愛情をうまく伝えられない父親と、うまくキャッチできない娘。
うちもそうだと思っていたが、男で特に苦労したことがないのは
ちゃんと受け取れていたということかな。
受け取ったと伝えないうちに父親が死んでしまったのは一緒だが。

「嫌われ松子の一生」(2006年 日本)
★★★★★

ようやく観てきた。観て良かった!
同じ中島哲也監督の『下妻物語』を軽々と上回ってしまった。
評判に違わずとても面白かったし、久々にラブロマンス的要素にもはまった。
主演の中谷美紀の、幸薄そうな雰囲気はけっこういけてたと思う。
瑛太、伊勢谷友介、黒沢あすか、ゴリもナイスキャスティング!
俳優以外の人たちがたくさん出てきて、浮きそうな演出も多かったのに、
テーマが明確になるにつれて、まったく気にならなくなっていた。
内容がヘビーなので、そのままストレートに描いていたら
松子の前向きなパワフルさはごく一部の人にしか伝わらなかっただろう。

顰蹙覚悟で言わせてもらえば、松子のめちゃくちゃな人生に少し憧れる。
伯母は学校の教師だったけど、その後○○○○になって○○までしてしまったと
聞かされたときの、甥っ子の好奇心丸出しの反応にも、
漠然とした憧れが混じっているように感じた。
私のように幸福と不幸の振り幅がほとんどない生活を送っている人間には、
松子の人生がものすごく充実していて、羨ましいとすら思えるのだ。
しかし、劇的な人生を歩んできた松子が、誰かに愛されたいとあがくことを
いったんはやめたのちに、再び見出した心の拠り所がテレビ○○○○とは、
なんという皮肉だろうか…。
それじゃあ私の今の生活と変わんねーじゃん…。

ラストの、松子の一生の回想シーンを交えた数分間は個人的にはいらなかった。
あそこで少し醒めてしまいました。

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コメント

いや~ん観て来たのねぇ?私も行きたいと思ってたのさ。だって、、下妻が大好きなんだもん。ヒカさん、下妻はどうでした?で?何?超えちゃってるの?カラーは同じなのかしら。友達が行ったって言うから、感想を聞いてみても、話がよくわからなかったもので(笑)時間があったら駆け込みで、やってる映画館さがして行ってみます。

>えむさんお、私よりも出足の遅い人がいたのですね(笑)。ぜひ観てきてー!やっぱり映画館がいいよ。下妻も大好きです、でも原作を先に読んでたからつい比べてしまって。あと、松子は年齢が近いというのもあって、ずしんと来ますよ。一カ所、こらえきれずに嗚咽が出てしまって、恥ずかしくて咳でごまかしたさ。

お、皆さん揃い組で…映画版、オモロイんだ…私が好きな下品極まりない、快楽亭ブラックも、めちゃくちゃ押してタから、ふーん、そーなの、観よーかなあ?と食指動きつつあったうえ、ヒカさんもおススメだもんねー。んじゃ、「海賊」すっとばして、あさってかな…予告みた時、すでに本を読んでた私としては、こんなコメディタッチで作者・山田宗樹は納得したんかい?て、感じたけどね…原作ツラいばっかりよ。会う機会んとき、原作本わたそーか?そこまでは、興味ないかなっ?「下妻」…WOWOWで観たんだけどサ、日本映画も捨てタもんじゃない!と思ったのと、私の知り合いが、バッタもんTシャツ売る商売してるとかで…ねえ

送信した後で謝っちゃう。失礼になっちゃうね、コレ……下品極まりない、快楽亭ブラックも、めちゃくちゃ押してタから、ふーん、そーなの、観よーかなあ?と食指動きつつあったうえ、ヒカさんもおススメだもんねー。↑ ↑と、書いてしまったのだけれども、文章になんの、脈絡もないです。言いたいコトは、快楽亭ブラックは、半分アメリカ人(アイ○コ)だけどね、誰よりも日本映画を観続けて、愛してる人っていう方をフューチャーして、読んでくださいね…皆さま……

>へべれけ=アモさんえー、言い直しちゃうの? むしろ光栄なんですけど、そんなもったいない(笑)。快楽亭さんも失礼とは思っていないだろう。前に誰かが原作を読んだと言っていた覚えがあるけどアモさんだっけ?私は読んでないけど、映画は辛い部分を辛く、不幸を不幸には描いてない気がするよ。見る人によるんでしょうけどね。海賊は、すっとばしていいんじゃないでしょうか。

★5つ!つい期待しちゃいますー。重い腰上げて観に行こうかな。幸福と不幸の振り幅といえば会社パソコンのハードディスクをぶっとばしてしまってド暗な週末(不幸)データ修復屋にもヨドバシ店員にもHDほぼ絶望と言われたものの(不幸に追い打ち)ダメもとで取り寄せた電源に代えたら、アラま復活!(大幸福)修復屋の見積り40万超。電源代3000円未満……。近年まれに見る(?)振り幅の大きさでした。

>やまやましーさんなんだ、一緒に見に行けばよかったですね。「ゆれる」なんかに誘ってゴメンね(笑)嫌われ松子は、藤山直美の「顔」にちょっと似てますよ。3000円で済んで大幸運・・・分かるわ。と同時に、何年分もの幸運をここで使い果たしたような気になったりしないですか?こういうセコイ考えだから、私の振り幅は狭いんだと思うけど。

>アモさん遅いレスでごめんなさい。原作本、借りちゃうといつ返せるか分からないけど、どうなんだろ。読んでみたい気もしますが。で、前に言ってたCDは何がいいかな?カエターノ・ヴェローゾの中南米名曲集は聴いたことありましたっけ?それともほかにご希望はありますか?

使い果たしたようなどきっ! 実は「HD復活するなら寿命1日縮んでいい」なんてことをチラと考えたりしてたのでした。昨日まる1日具合が悪かったのは……単に湿気のせいだと思うけど。「ゆれる」は面白かった!てほどじゃないにしても観てよかった部類の映画でしたよ。新作情報、今後ともよろしくです。

>やまやましーさんそうそう悪いことも続けて起きないものなんですかねえ。長い目でみれば、幸運と不幸はバランス取れてるって本当かな。バックアップはこまめに、と分かっちゃいるけど、なかなかね。

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