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2006年8月29日 (火)

非国民じゃないです、念のため。

今日、職場で一回り近く年上の男性と映画の話をしていて、
「映画館で邦画を見始めたのは最近」と言ったら、
どういう流れか「日本の音楽は聴かないの?」と聞くので、
「昔からほとんど聴かない」と答えた。
「日本の小説は?」と聞くので、
「もう何年もほとんど翻訳小説ばかり」と答えたら、
「アホや…」とつぶやかれてしまったぜ。。。

たまたま時間切れとなり、話はそこで終わったが、
実はブログを始めてしみじみと、嗜好が舶来モノに偏ってるなと感じていて、
なぜだろうとたまに考えてみないこともないんです。
別に偏っていても勝手だろうと思うし、他人はまったく気にしないだろうが、
再び「アホや」とつぶやかれた時のために、
自分なりの言い分を、今思いつくだけ箇条書きしておこうと思います。


・まず小説については、翻訳される時点で出来のいいもの悪いものが
 ある程度淘汰されているわけで、買って読んでハズレが少ない。
 特にプロットが途中で破綻しているものは翻訳小説にはあまりないが、
 日本の小説にはざらにある。
・海外の小説は、生活習慣が違ったり、固有名詞・地名にも馴染みがなく、
 のめり込みにくいという意見があるが、自分にはむしろその豊富な情報量が魅力で、
 しがない現実から逃避するにも打ってつけである。
 この点で、日本の時代小説の場合は、翻訳小説に近い楽しみがあるのかもしれない。
・カタカナの人物名が覚えにくいという意見があるが、字面で覚えるので
 さほど問題なし。日本人の名前であっても、よくある漢字二文字の名字などは混乱する。
・日本語の表現の美しさ、的確さについては、今の日本の小説も翻訳小説も
 それほど差は感じない。あくまで個人差と思う。
 物語の組み立てが巧かったり着眼に優れた小説家が、日本語に敏感とは限らない。

・音楽については、今の日本のポピュラー曲のほとんどが西洋音楽の影響下にあるので、
 あとは詞にどれだけ重きを置いて聴くかによると思う。
 自分の場合は、洋楽を聴き始めたのが早かったせいか、音楽を聴くときに
 詞はまったく問題にしていない。もちろん例外はあるし、外国曲を歌詞カードを
 見ながら聴いたりもするが、まずメロディやリズム、声や音色、コード展開などの
 アレンジが気に入らなければ、その詞に注目することもない。
 ただし、ジャズなどのインストや、バンドのライブを楽しむことは国内外を問わず。
・自分が音楽に興味を持ちはじめた頃にテレビやラジオで簡単に触れることのできた
 日本の音楽は、歌謡曲と演歌ばかりだった。バンドを始めた頃にお手本としたのは、
 西洋音楽を真似た日本のバンドよりその本家。
 よっていまだに、音楽に関しては外国コンプレックスがある。
 そして日本のバンドには嫉妬心がわく(笑)。

また、何か思いついたら付け足そうと思います。

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雑記」カテゴリの記事

コメント

先日はCDをありがとお。各blogにコメントを。ある一定の年のオヤジたちには、結構そんなヤツ居るね。自分が興味を持ち得なかったモノを誰か(特に自分より若い女)が詳細に認識しているってコトが脅威なんだろね。狭い世間で生きてきた男にありがちなセリフだわ

むしろ「アホや…」とつぶやく男性の思考回路に興味が。。。・映画、音楽、文学ともに世界において日本のものはすぐれているのに その良さを知ろうとしないヒメさんに対する哀れみ含みの侮蔑・映画、レコード、本にはたいして興味もないが、ニッポンの親父として やたら洋ものをありがたがる年少者が気に食わん・ちょっとキツめのこと言って年下の女性の気を引きたかった・何かというと「アホや…」とボヤく癖がある

日本のエンタメに詳しいのであろうその人は、どんなものを見、読み、聴いているのだろう?それを言ったら、きっとみんなに「アホや」って呟かれることになるのでは?でも、「そういうのも読んでみたいな・・・」と思っても、その前に読みたいものが一杯あるんだものねー。 (・・*)ゞ

>へべあもさんさっそくたくさんのコメントありがとお。そのオヤジ達の世代に、なに族だったか忘れたけど、白人男性大好きで日本人男性には目もくれない女性たちがいて、どうやら私もそうだと思われたらしい、と推測してるんだけどね。

>やまやましーさんたぶん、1番目が一番近いかな。4番目も当たってそう。よく言えば関西人のフランクさ。3番目はないない。思っていることをズケズケ言うんで、もう慣れちゃったよ。ぜんぜん頭にもこないけど、言い返すチャンスは狙ってます(笑)面倒なんで「ほっといてや」くらいで済ますかもしれないけど。

>Djangoさん>その前に読みたいものが一杯あるんだものねー。あーそうそう、それです。日本のものを避けてるんじゃなくて、読みたいもの、聴きたいものを国内外関係なく選んだらたまたまね。今は海外ミステリーが好きなんで集中してるけど、そのうちまた変わると思うし。でも、小説くらいはもっと日本のものも意識してみますかね・・・。

洋楽中心の私はアホでございます。何処でどう道を誤ったか???ちなみに関西圏で「アホ」と言う言葉は敬愛や尊敬の念を含んでおります。そういう意味ではないのかな?

日本映画においては、ヒカさんよりも食指動いていないかも…「嫌われ松子~」はギンレイホールに来るから待ってますがね。私もそのオジさんにすりゃ、「どアホか」の対象だな。考えてみれば旅行はすべて海外ばっかりでサ、新幹線に乗ったコトあるのは、エルトンのおっかけの時だけだもの…それでも「チャンネル桜」も観るよっ

>窯元さんそういえば、知り合いもほとんど「アホ」です。類友でしょうか。アホ言われても、ガクっと転けた程度でして、悪気がないのは伝わるんですよね。ふだんは仲良く仕事してます。バカと言われたら、はあ?と眉を上げたかもしれません。。。

>へべあもさん最初の文、気持ちだけいただいて、ちょっと削らせてもらいました。やばいんで(笑)そうだ、スタックスやモータウンも好きだったですよね?日本映画は、観てみると苦手なのは苦手とよく分かる外国映画は単につまらないで終わるけど。何ででしょうか。チャンネル桜って何かと思って検索してしまいましたよ・・・笑。サイト、あとで読んでみましょう。

自分なら、「POPEYE」が世界への「窓」だったんだから、しょうがないじゃん、って感じですな(笑)。その御仁は、薄っぺらい(層の少ない)ミルフィーユのような人生なんすよ、たぶん。

>rikieさん層の薄いミルフィーユとは面白い例えです!実はその人も昔はヨーロッパ文学、ジャズなどの洋楽をかなり聴いていたようで、年をとって和食に回帰するのと似たようなものかも。でも、アホ呼ばわりは大人げないですよね。

その御仁が、層が多いミルフィーユさんということなら、「味」を嫌って「アホ」と言ったのでしょうね。要するに、遍歴を重ねることをおかしいと言っているわけではなく、趣味が違う(そんな組み合わせはあり得ない)ということを言いたかったのでしょう。

>rikieさんなまじ映画の趣味は似ているんですよ。だからあえて言ったんでしょうね。こういう意見のぶつかり合いは、嫌いではないんで、今度はきちんと応戦できるようにしたいと思ってます。

ちょっと最近私も考えてたんです。黒人音楽は、常に過去をリスペクトして、歴史として繋がってますよね。ところが日本の音楽は「日本固有のもの」ではないですよね。音楽だけでなく、「文化」全般に「日本らしさ」って見えにくいですよね。ドイツは敗戦した後、戦勝国の、教育とか色々な「干渉」を「ドイツにはドイツのものがある」と撥ねつけたらしいですが、日本はご存知の通り・・・。あまり考えがまとまってないので、話が飛びますが、私にとって洋画の良い点は字幕が出る事です。文章として頭に入れる事でより頭に入っていきます。日本の映画だと何を言ってるのか解らない時があります。あと、日頃何を歌ってるのか解らない音楽を聴いていながら変ですが、日本の音楽の場合歌詞が聴き取れるものの方が印象に残ります。そういう人は結局、歌を大切に歌ってるんだからと思います。

>k.m.joeさん「文化」全般に「日本らしさ」が見えにくいのは、自分が日本人だからではないかと思うんです。自分の個性はなかなか自覚しにくいですよね。だから、海外の人が見ると、日本の文化は比較的個性が際立っているほうではないかと、ひそかに自負しなくもないんだけど。自画自賛かな(笑)。日本人が無理に日本を意識する必要はない気がします。流行の音楽は、もう、今はたぶんどこの国へいっても、アレンジは米国流で、しかしメロディにはその国らしさが感じられるところが面白いですね。そうだ! 邦画は確かにセリフが聞きとれないところがいっぱいありますね。ドラマだとそうでもないのに。

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