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2006年3月19日 (日)

世界はいかれたやつらでいっぱいだ。

2週間ぶり。もっとさくさく更新したいけど、書く余裕がない。休職中に自由時間の効率的な使い方を忘れてしまったみたい。身の回りで起きたことといえば、3年ぶりに携帯を変えた、ドブロガーさんの一人に直接お会いした、ガスのブレーカーが落ちて何が起きたか分からずに焦った、9センチヒールを履いていて1日に3回転びそうになった、といったところか…。

『真夜中への挨拶』レジナルド・ヒル著
(ハヤカワ・ミステリ 2006年刊)

Fi2406353_1e 骨董店を経営する男が密室で自殺を図る。その方法は10年前に彼の父親が自殺をしたのとまったく同じ手段、同じ場所であったことから、パスコー主任警部はその動機に興味を持つ。さらに、10年前の自殺の捜査に携わった上司のダルジール警視が、今回はさっさと自殺として処理したがる様子を見て、事件性の疑いすら抱きはじめたパスコーは、密かに周辺人物を調べ始める…。

ダルジール警視シリーズの最新作。ヒルは1作とてありきたりなミステリーに終わらない。今回は「藪の中」のような告白の手法も取り入れ、相変わらず凝ってる!面白い。でも、スパイ小説のような側面があって、私の頭ではちょっと追いついていけない部分もあった。
冒頭は1991年の湾岸戦争時のイラク・バクダット周辺、ラストは2003年のアメリカ統治下のイラクでのエピソードで締めくくられる。これがイギリス・ヨークシャー州が舞台の本編とどう繋がっているのか、いまいち理解できない。誰かに解説してほしいくらいだ。ダルジールも骨抜きにしてしまうほどのミステリアスなアメリカ人美女、ケイ・カフカの淫らな性癖とやらも気になる(笑)。

原題の「Good Morning, Midnight」はエミリー・ディキンソンの詩の一行で、彼女の詩はストーリーにも絡んできてたびたび引用される。悲しみよこんにちは、みたいなニュアンスかな。


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