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2006年2月22日 (水)

張り込み中にウイッシュボーン・アッシュを聴く男。

『蹲る骨』イアン・ランキン著
(ハヤカワ・ミステリ 2001年刊)

Fi2334304_0e 約300年ぶりに再開されることになったスコットランド議会。それに合わせて再開発が進む地区の歴史的建造物の地下室から、人骨が発見される。また、その数日後には議会の有力立候補者が他殺死体となって同建物の敷地内で見つかる。さらに、多額の預金を残して投身自殺した謎のホームレス。リーバス警部はこれら3つの死がどこかで関係していると感じ、若い刑事らを巻き込んで独自に捜査を始める…。


エジンバラはセント・レナーズ署に勤務する異端警部リーバスの日常を綴ったシリーズ第11作。
スコットランドの自治に関する歴史を知らないと、ちょっと分かりにくい部分もあり、面白さはいまいちだった。リーバスの愛弟子ともいえる女性刑事シボーンをフィーチャーするためか、いろんなエピソードを盛り込みすぎの感あり。シボーン刑事は、前から好きなキャラではあるけど…。
警察本部からやってきた若いエリート警部が案の定、出世欲の塊の困ったやつで、リバースらと対立。それによってリーバスは停職の危機に陥るのだが、その顛末、および出所してきたリーバスの天敵であるギャングの大物との対決は次回に持ち越しなのか? 中途半端な終わり方。

訳者のあとがきに「イアン・ランキンはあいかわらず、リーバス警部の顔かたち、髪のぐあい、目の色、体つきなどの外見については、あえて描写を避けるという手法を取っている…」とあるんだけど、おや、そうだっけ? てことは、いつも読みながら想像している姿は「リーバスはこうあってほしい」という私の願望が創り上げたものだったのか。
体つきは中背で痩せ形、大きな手、髪は黒、顔はやや細面で眉間にシワ、きつく結んだ薄い唇、瞳の色は光の反射によってブルーや灰色に変わる…。こんな感じのイメージがすっかり定着してしまっているので、今さら頭頂だけ禿げているとか、実は体重100キロ超と言われても困る。よって、ずっと謎のままでいてほしい。


荒川さんと村主さんを見るために徹夜してしまった。

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