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2005年12月

2005年12月28日 (水)

12月のレンタル映画

帰省の高速バスが朝早いので、眠らずに出掛けることに。年を越さないうちに最近レンタルで見た映画をメモしておこう。

「顔」(2000年 日本)
★★★★★
お薦めされていた映画、ようやく見た! 藤山直美主演作。
逃げる過程でどんどん生命力をつけていくところがいい。ラストも秀逸でこっちまで元気になった。細身の豊川悦司がかっこよし。さらに佐藤浩市まで出ていて、冴えない中年女に釣り合わず、周りの男が贅沢すぎる! でもそこがいい。あと、最初は誰だか分からなかった大楠道代。中高生のときは、ずいぶん年上だけど憧れの女優さんだった。今もその頃と遜色ない美しさと色気。化け物?

「アメリ」(2001年 仏)
★★★★
これもようやく見た! 5年前に渋谷系?と呼ばれ話題をさらった映画。いろいろと騒がれていた時期を過ぎて、余計な先入観なしで見られたのがかえって良かったかもしれない。可愛らしい恋愛ものだけど、私の年でもかなり楽しめた。アメリが子供の頃の一人遊びや、お父さんがそわそわと旅に出掛けるところが好き。

「ロング・エンゲージメント」(2004年 仏)
★★★★
アメリと同じ監督・脚本、主演女優による、第一次世界大戦を背景とした恋愛映画。ベストセラー小説の映画化らしく、期待と落胆の繰り返しも飽きずに見られた。ところどころにファンタジーとユーモアを交えているのがいい。

「ボーン・アイデンティティー」(2002年 米)
★★★★
マット・デイモン、苦手だなーと思いながら借りたが、想像していたより楽しめた。なんといっても好きなクリス・クーパーが出ていたし! DVD特典にあるラストシーンの別バージョンに呆気にとられる。あのラストだったら、思いっきり減点してたかも。

「ボーン・スプレマシー」(2004年 米)
★★★☆
上の続編。最後のセリフは、さすがにジミーちゃんには似合わなすぎと思う。

「座頭市」(1989年 日本)
★★★
借りた後に思い出したけど、撮影中に真剣使用による死者が出たことでも話題になった勝新自身の監督作。シリーズ26作目。1作目と間違えた…。勝新の映画にかける情熱が半端じゃない!ということだけは画面からも伝わってきた。

「コラテラル」(2004年 米)
★★★
トム・クルーズはお人形さんのようで、昔から一度もいいと思ったことがなくて、この一匹狼の暗殺者の役に、共鳴しようとしたら全く適していないような…。違う人が演じていたらどうだったかな。

「アイデンティティー」(2003年 米)
★★★
ジョン・キューザック、レイ・リオッタなど豪華な出演者たちによるB級ホラー。途中一人ずつ死んでいくところはそれなりに楽しい。

「夢見る頃を過ぎても」(2002年 米)
★★★
韓国俳優におぼれる既婚の中高年女性には、共感を呼ぶ映画ではないでしょうか。主人公(キャシー・ベイツ)の孫の赤ちゃんが異常に可愛くて可愛くて、そこだけリピートして見た。

「ビッグ・バウンス」(2004年 米)
★★☆
ハワイを舞台にしたエルモア・レナード原作のクライム映画。いつもながら出演者が豪華だなー。もっとコメディ色を強くしたほうが好み。

「CODE46」(2003年 英)
★★☆
記憶喪失の恋愛ものSF。SFとしては矛盾点が多すぎるように思える。お金をかけていないようなので、そこにこだわる映画ではないのだろうけど、ブレードランナーのほうが圧倒的に切ない。

「焼け石に水」(2000年 仏)
★★
内容をすでに忘れてしまった。途中までは面白く見ていたけれど、次第にイライラが募っていった私は、真性のMではないのだろう。M気質だけど。

「俺は飛ばし屋 プロゴルファー・ギル」(1996年 米)
★★
コメディといえども、もう少しゴルフというスポーツに対する理解はあってよいと思うのだけど…。はちゃめちゃすぎた。コーチを途中で死なせてしまったのが残念。

「HAKUGEKI 迫撃」(2004年 仏・伊・英)
★☆
Fi2173040_0eジェラール・ランヴァン主演の新作DVDが知らない間に出ていた。待っていました! 深いシワが刻まれた顔がやっぱセクシー。でも年を取るごとに鼻が目立ってきた。共演のドパルデューと顔のパーツの大きさではいい勝負ではないか! フランスの古い刑事ドラマ「サン・アントニオ」の映画化。ドラマを見ていないとキャラの背景も分からず、全く面白くない。

「ル・ディヴォース パリに恋して」(2003年 米・仏)

ナオミ・ワッツはわりと好きだが、もう一人のほうは笑顔が苦手。アメリカとフランスのカルチャーギャップが大して面白くもなく、 焦点の掴めない内容で、さっぱり共感できなかった。

今月は全体的に採点が辛め。仕事をしてないと、身体だけでなくいろんなものが鈍ってくるのかもしれない。

2005年12月15日 (木)

太陽にまた昇るだけの力はあるだろうか。

ジョン・リーバス警部シリーズ第9作目。今回のタイトルはザ・キュアの曲名からいただいたものだそう。

『首吊りの庭』イアン・ランキン著
(ハヤカワ・ミステリ 1999年邦訳)

Fi2137542_0e これもすごく面白い。あまりに面白くて、ポケミス430ページほどを珍しく1日で読み切った。複雑に入り組んだプロットでぐいぐい引きつけ、1ページたりとも飽きさせない。悲哀とユーモア、重さと軽やかさを兼ね備えた超一級のエンタテインメント小説。素晴らしすぎるぜ!ランキン。こんなに相性のいい作家に出会えて幸せ者です、ワタシ。

今回もリーバスは複数の事件に並行して携わる。というか性格から、直接担当ではない事件にも首を突っ込んでしまう。エジンバラの町の制覇を狙うギャングたちの抗争、50年以上も前のフランスの村で起きたナチス親衛隊による大虐殺事件を指揮したと思われる人物の調査、売春組織で働かされるボスニア難民女性の救出、さらに愛娘が巻き込まれることになる轢き逃げ事件…。
途中の、リーバスと同僚、身内、ギャングたちとのやりとりだけでも十分面白いが、いくつもの事件が一気に解決していく終盤の展開は見事。書きたいことはいろいろあるけど、これ以上はネタバレになるからやめとく。

でも一つだけ。スコットランドのギャング抗争になんと日本人ヤクザも絡んでくるのだ。リーバスはヤクザに詳しい女性部長刑事からにわか知識を授けてもらうが、その下りがちょっと面白い。「極悪非道だけど、高度に知的で洗練されてもいるピラミッド状の階級社会で、中間管理職のようなものもあり、それはソウカイヤと呼ばれている」だとか、「日本ではパチンコというゲーム店を経営している場合もある」だとか。狭義では間違っていると思うが、広義では……どうだろ?
ちなみに、登場するヤクザの名前はマツモト・タケシ。ランキンが唯一読んだことのある日本の作家、松本清張から名付けたらしいが、いわゆるチンピラヤクザで、その描写に笑ってしまった。


苦しみは分かち合い、楽しみは……。

昨日の証人喚問。人の命にかかわることなので、姉歯さんに同情の余地はないが、最近の日本の企業は下請けに冷酷すぎやしないかと、つくづく思いました。で、この下請け末端に対する厳しさってものは、景気が上向いても緩まない気がする。営業職ではないけれど、私も弱小の下請け企業に勤めてきたものだから、納期や金額についてはクライアントと直接やりとりすることもあり、いろいろ思い出して、胃が再びキリキリしましたよ。

業種にもよるのでしょうが、実感としては10年ちょっと前までは「交渉」ぐらいはさせてもらえた気がします。それが今は一方的。先方は理由も告げず、無茶なことを言ってくる。交渉なんてとんでもない雰囲気ではあるまいか?

例えば、夜9時頃にクライアントから電話が入って翌朝提出の仕事を押しつけられる。定期的に携わっている仕事ならともかく、それは突発の用件であり、また、誰か助っ人を頼まないと完徹しても間に合いそうもない。「努力してみますが、時間を守れるかどうか・・・」と曖昧な返事をしてしまったものだから、さあ大変。先方がキレましたよ。んで、返ってきた言葉。
「あなたが寝てる間にロンドンやNYでは仕事をしているんだよ! だからあなたのところじゃなく、外国に仕事を出したっていいんだよ! 中国だったら費用はあなたのところとは問題にならないくらい安い!」
とにかくいろいろと罵倒されたのだが、覚えているのはこの部分だけ。どうやら憂さ晴らしの相手にされたみたいで。結局、徹夜して仕上げた仕事も、まったく急ぐ必要のないものでした。

その時々に流行ってる経済関係の本にころっころ影響されまくり、ネガティブな考えに取り憑かれてしまう人は、ちょっと苦手。メーカーのクライアントでも一カ所、嫌いなところがあった。ト○タ生産方式とやらを信奉しているらしい会社。ト○タ式がどんなものかよくは知らないけれども、とにかくその方式を取り入れてから、がらっと仕事がやりづらくなった。馴れ合いを廃して人情味も捨てたって感じ。もともとその担当とはしっくりいっていなかったのが最大の原因と思うけど。

いま就職活動中なのですが、求人の条件を見ても厳しいです。給料の割りに、どこも求める人材のレベルが高すぎやしないか? 年齢的にやはりハロワが頼りなんだけど、ハロワの場合はこれまた失業者の足もとにつけこんだ酷い雇用条件のところが私の業種の場合はけっこう多くて、というかほとんどで、真剣にニート一直線。どうしましょ!

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