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2005年10月 1日 (土)

SFとはスケールの大きいお笑いかもと。

水曜日に観てきた映画。

「銀河ヒッチハイク・ガイド」(2005年 米/英)
★★★★☆

Fi1909457_0e ダグラス・アダムス著による、一部でカルト的人気を誇る同名SFアドベンチャー・コメディ小説の映画化。アダムスはまだ40代の若さでこの映画の脚本を残して故人となったが、モンティ・パイソンの制作にも携わっていた人だそう。原作は読んでないけど、面白かった! オープニングのイルカの歌(そろんそろーん、魚をありがとう♪)からクスクス笑いがとまらないー。

以下、オープニング部分だけは【ネタばれ】ごめん。

ある朝突然、英国の田園地帯の上空に宇宙船が現れる。陰鬱なブタを思わせるルックスの彼らヴォゴン人の目的は、太陽系を通る銀河バイパス建設に邪魔な地球を取り除くこと。そんなバカなと思うが、悪いのは再三の警告を無視してきた地球人とのこと。でもさー、地球人は宇宙の他の生命体の存在すら知らないんだからさー、まさに寝耳に水ってやつですよ。
ここでアメリカンヒーローが登場していたら、あの手この手を使って最後には都合よく地球を守りきっていただろう。ところが、この映画では即座に!あっけなく!地球は爆破されてしまう。文字通り、宇宙の塵芥と化す我らの故郷。この時点で何の予備知識もなく映画を観た自分は爆笑です。

そんな中、平凡な英国人男性(マーティン・フリーマン)だけは生き残る。亀の誘いにのる浦島太郎じゃないけど、たまたま過去に命を救った黒人男性=実は宇宙人(モス・デフ)によって、地球爆破寸前に救われ、パジャマにガウン姿のまま、宇宙船をヒッチハイクして銀河を旅することになる…。ほかにもサム・ロックウェル、ズーイー・デシャネル、ジョン・マルコヴィッチ、ビル・ナイ、アラン・リックマン(声)、ヘレン・ミレン(声)らが出演。

いかにもイギリス風な社会風刺を込めたシュールな笑いもあれば、意味のないドタバタによる笑いもある。一方で、SFならではの哲学的要素が脳味噌を心地よく刺激し、なぜか感動してしまうシーンもあるのだ(その感動はあっという間に再び裏切られるんだけどね)。
あれも、これもと書き出したいシーンがいっぱいだあ!でも控えておこうーっと。知らないほうが絶対楽しめるから。SFとは、予測とのズレから生じる笑いにぴったりの題材かもしれないと思った次第。

バスタオルの秘密が、自分にはいまいち不明だったけど「特に意味はない」と勝手に解釈。思い出したらまた笑えてきた。原作も読んでみるかな。

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コメント

まじでしょっぱな地球破壊を知らずに見たんですか?うらやまし~でんな~といってもあたしゃそれで行く気になったんですが(笑)丸頭ロボ…非常に聞き覚えのある声、話し方~ってわかったとたん私も爆笑!だいなさんもさぞかしのたうちまわって堪能されたことでしょう。それを思うとほんとに楽しい作品だし、みんなで見たかったな~ってちょっと後悔したわ。何度見ても面白いだろうと思ってたら、川崎ではロングラン更新中!お客はオタッキーズボーイが目立ってたけど、私らのやうな英国俳優サポーター向きかも…と思いきや、 “42”は、ルイス・キャロルの「アリス」で多用されてる数字なんですって?アリスも読んどらんし、モンティ・パイソンもそんなに見たことないしで、英国通にはほど遠い私でした。

私も“タオル”ネタは深く捉えることはせなんだというより、そ~か、タオル持ってた方がいいのかなんて妙に納得しちゃったよ!私もあみぐるみになってみたいな~M・フリーマンは只今WOWONAIR「ザ・オフィス」で見てたけど、「銀河」の方がずっとかわいかったな~さほど笑えないし、エミーかGGか何かとってても、評価したい脚本でもないので、積極的に見てはおりません。最後はビル・ナイが締めてくれてよかったね!あの「~~なんだよ!」と体で呼びかけるような話し方、ぜひ隣りで直接話しかけられてみたいです。もーこれで完璧彼のファンになった!「ラブ・アクチュアリー」でもけっこうそこかしこの助演賞とってたのね。ということで「Jの悲劇」御出演!ダニエル・クレイグVSリス・エヴァンス+サマンサ・モートンの面々で10月下旬から日比谷シャンテなのですが、11月2日(水)の夜とかいかがでしょ?ご旅行には行けそうなのですか?

>ぱぴよんさんなーんだ一緒に見れば良かったのに!楽しかったよねー。私もレンタルされたらまた借りて見るつもりです。でも、あちこち覗いたら、酷評もけっこうあるね。なんでだろう。確かにテンポの悪いところもあったけど、酷評までは・・・。英国風ユーモアってそんなに馴染みないのか、それともある程度、哲学的SFに興味がないとダメなのか、はてさて。42に関しては「レベル42」というイギリスのバンドの名前の由来で少し馴染みがありました。編みぐるみの瞬間は大爆笑!あと核兵器がクジラと植木鉢にってのも大笑い。ビル・ナイ演じる男、いいキャラでした。フィヨルド海岸は芸術だーなんてね。11月2日はたぶんOKです。予定しておきますね。

まー私は原作もラジオドラマも知らないからわからないけど、「オフィス」を見る限り、エゲレス人はほんとにこのトーンでそんなにおもしろいの?と思わざるをえない。後番組「ザ・スケッチショー」も“はみだしぴあ”のノリというか文字通りの瞬間ギャグなんだけど、“チャンチャン”とか音楽も笑い声も大して入らない、あの静けさの中で笑いを感じてる英国人てある意味不気味。あれだったらヒロシの方がおもしろいと思うわ!サム・ロックは生理的に好きになれへんタイプで、がんばっていただけに隙がなく=余裕なしで面白味に欠けたと思う。だからビル・マーレイでよかったのに!見たかったよ!せっかくのマルコもあれだけじゃもったいなかったよ~な…でも総体的というか私的には久方ぶりのSFコメディを満喫できて大満足でした!惑星クラフツ&アーツ(?笑)のガイドでフィヨルド旅行がしたいわ~ガウン着たままね!“レベル42”の意味今度おせ~てね

>ぱぴよんさん確かにイギリス映画で思いっきりスッキリ笑えるのは少ないね。でもミステリー小説になると別。イギリスのユーモアセンスのほうがはるかに面白く感じます。サム・ロックウェルは私もいまいち良さが・・。

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