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2005年10月

2005年10月31日 (月)

ヨルダン・シリア・レバノンでの通貨と言語

3国とも都市や観光地周辺ではドルが利用できるようですが、割高になるし、いずれにしろおつりは現地通貨。入国してから小銭として使用する分だけ、それぞれの国のお金に両替しました。

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ヨルダン通貨はヨルダン・ディナール(JD)で、1JD=約1.5ドル。ドルより強い! イギリスの委任統治下にあったため、ポンドに近いレートとのこと。言葉も英語がたいてい通じました。アラビア訛りの英語は日本人にはとても聞き取りやすい。日本訛りの私の英語も、イギリスに行ったときよりはすんなり通じていたと思うのは気のせいか。

結局、旅行中に使ったアラビア語は「サバーヒルヘール」(おはよう)、「アッサラームアレイコム」または「マルハバ」(こんにちは)、「シュクラン」(ありがとう)、「アフワン」(すみません)、「マッサラーマ」(さようなら)だけ。「アッサラームアレイコム」は畏まった挨拶で、ふだんはあまり使わない。そう声をかけると、向こうは急に真面目な顔つきになって「ワレイコムッサラーム」と返事してくるので、途中からなんだか申し訳ない気がしてきました。アラビア数字の表記は「0」と「1」と「5」だけ覚えた! 自慢にならない…。

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シリアでは、50シリア・ポンド(SP)=約1ドル。紙幣には歴史上の有名人や名所がデザインされている。この200シリア・ポンドはサラディンだ! ヨルダンでもそうだったけど、たまに今にも真ん中から2つにちぎれそうなほど、ボロボロになった紙幣が流通しています。

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ややこしいのがレバノン。1500レバノン・ポンド(LP)が約1ドル。桁が違いすぎて、買い物するときに頭の中でドルに換算するのが大変! 単位が大きいので結局コインは一度も手にすることなく終わりました。

シリアとレバノンはフランスの委託統治領だったため、英語よりもフランス語がふつうに通じる様子。観光客に対する挨拶も「アロー」や「メルシー」。ベイルートの大きなスーパーで買い物したときに、欲しい物があって店員に尋ねたら、英語の分かる店員を探すのに少し手間取ったりした。町なかの表記もアラビア語にフランス語が添えてあることが多かったです。

2005年10月30日 (日)

ミッキー・ロークは楽しかったけど…。

ぼちぼち職探しをしているのだが、年齢制限がきっつーい。もう2、3歳若ければ、こっちも気を大きく出られるのにい(涙)。求人の対象年齢にそんなにこだわる必要はなく、当たって砕けろとは思うんだけど、ゆずれない条件で絞っていくと、ほとんど候補が残らない。考えも大いに甘いみたいだわ…。

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映画「シン・シティ」(2005年 米)を観た。

ひそかに期待していたのだが、当てが外れた。モノクロを基調にした映像美が、一つの売りらしいが、直前の旅行で目にしたり触れたりした本物の非日常がインパクトがありすぎて、すべてがチャチく見えてしまった。映画に罪はありません。ていうか、コミックのままでいいと思うけどなあ。途中まで、いくつかのエピソードが最後で結びつきクライマックスへ突入という、まったく見当違いの予想を立てていたのもまずかったと思う。

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昨日から食べていた板チョコが、最後の2かけらになったところで、虫が食っているのを発見!そういえば紙包みを開けたとき、銀袋のとじ目からチョコの粉がパラパラと落ちた。とりあえず虫を食べる前に気付いてよかった。

2005年10月21日 (金)

ヨルダン男性の目線が熱いぞ。

訪れた3国の中で、一番好きなのはヨルダンかもしれません。最初に訪れた国で、景色も何もかもインパクトあったし、わずかな時間だったけど、出会った人々も誠実な印象だった。というか、人なつっこく真っ直ぐ目を見つめ返してくる男性たちに惑わされっぱなしだあー。やばいすよ。なんだか20代になった気分で、バカ一人、浮かれてました。

ヨルダンでは街なかであまり女性を見かけず、たまにいてもベールですっぽり顔まで覆ってしまっているので、観光客の女性がいると、私みたいなオバちゃんでも視線が集中します。で、やたら話しかけられる。でもイヤらしい感じはなくて、話してみると大抵は穏やかな紳士でした。日本人だからボッてやろうという感じでもなかったし。どこへ行ってもトイレのドアのカギが壊れていたのが不思議だったけど、そんな些細なことはすぐに気にならなくなるほど、いい感じで素朴さの残る国だったなぁ。ヨルダン良かったです。

Fi1978876_1e 写真はマダバの街の鶏肉屋(?)さん。ヨルダン旅行記のしょっぱなにこのピンぼけフォトはどうかと思うが、現地で最初に話したのがこのお兄ちゃん。背が高くハンサムなうえに、照れた笑顔がめちゃチャーミング! 旅の期待はあらぬ方向へと高まりをみせたのでした笑

都市の治安は、ヨルダンとシリアに関しては特に問題もないように見えました。貧民地区はあるけど、普通に繁華街などは暗くなってから出歩いても危険はまったく感じなかったです。ラマダン月だったので夜の人出が多かったせいもあるかもしれません。前回の旅行先のスペインに比べたら、へでもないという感じでした。ただし、タクシーなどの料金ぼったくりや、お金をせびられることはあるらしいです。私は経験しませんでしたが。

アンマンでは夜、ホテルの近くの商店街をカメラ片手に歩いていたら、20歳前後の女の子たちが一緒に写真を撮ろうと話しかけてきました。ベール姿の印象に反してとても陽気で、東アジア人が珍しかったみたい。で、お互いに写真を撮りあったりしたわけだが、思い出として記憶に残るのは、こういう瞬間であったりするよね。

※旅行中に撮った写真はサイドバーの「マイフォト」にて公開。

さすが金持ちUAEの飛行機

Fi1978814_0e アラブへの旅の飛行機は、ドバイを拠点とするエミレーツ航空。行きはドバイを経由して、ヨルダンのアンマンに向かいました。

機内天井にはプラネタリウムのように星が散らばっています。ファーストクラスなんぞはミニバー付きの個室仕様ですよ。金持ちの石油王のお客さんが多いんでしょうね。エコノミーも、乗ったことのある海外便の中では最も快適でした。椅子の背の頭の当たる部分が内側に曲がり、眠ってしまっても、隣の人にもたれかからないように頭を固定させられます。座席ごとに付いてるテレビ画面は大きく、チャンネルは500近くある。日本語で楽しめる映画だけでも30本! それも巻き戻し・早送りができて、見たいときに見られるというのには感激しました。おかげで寝不足にはなったが、ちっとも退屈しなかったです。映画好きにはぜひぜひ。関空からしか発着してないのが少し不便ですが、欧州各地に行くにもドバイ経由だったら料金も安めではないかな?

ドバイ空港に着いたら、ちょうどアザーンが流れていました。イスラム国で毎日5回流れるアザーンは今もすべて肉声だそうです。関空からドバイは10時間ほど。ドバイからアンマンは約3時間。アンマンに向かう飛行機の窓からは、ドバイの海を「ヤシの木」型に埋め立てて建設中の高級住宅街&リゾートが見渡せました。その先はもうアラビア半島の真っ白な砂漠が延々と・・・。寒い国も嫌だけど、こんな砂漠のど真ん中にも住みたくないよ。


アラブはちょうどラマダン月。

Fi1978794_0e 10月4日から18日まで、旅行会社のツアーに参加してヨルダン・シリア・レバノンを回ってきました。訪れた世界遺産だけでも11カ所という濃厚なツアーだったわ。

最も印象に残ったのはヨルダンのペトラ遺跡。大きな岩の裂け目の先に広がる古代の街のスケールに圧倒された! シリア第2の都市アレッポのスーク(市場)も楽しかった! レバノンではゴミだらけの喧噪溢れるトリポリ旧市街が印象的でした。

で、私のこの旅行の大きな目的の一つがサラディーンの墓参りだったわけだが、行きそびれたーーー! 唯一の後悔。。。旅の5日目にして下痢になり(おそらくドリンクの中の氷が原因)、6日目からは熱まで出だして、ダマスカス観光の日は最悪の体調。集中力欠いて、訪れる先の予習を忘れました。気付いたのはダマスカスのフリータイムが終了した直後。へこんだよぉ。旧市街の入り口に建つ馬上の像だけは記念撮影したけど…。

でも、アクシデントといえば、その程度だったのです。海外での下痢は初めての経験。いつもは必ず携帯する正露丸を、よりによって今回だけは忘れてしまい、同行の方々にはいろいろお世話になりました。団体ツアー(添乗員さんを含めて18人)も初めての経験でしたが、世界中を旅しているベテラン揃いのうえにいい人ばかりで、この点でも恵まれたツアーでした。

あ、そうそう、もう一つ困ったことが。帰ってきてからのこと。現地でおやつに買ったピスタチオの殻を歯で割っていたら、前歯が欠けたっす。前からヒビが入っていたみたいで。今ちょうど健康保険に加入していないので、気軽に歯医者にも行けない。歯欠けのマヌケ顔で就職活動ってのはどうなのか?本当は早く職安にでも通わなければいけない身の上なんだけど、現実のことは考えたくない。。。ずるずる先延ばししちゃいそう。

※旅行中に撮った写真はサイドバーの「マイフォト」にあります。

2005年10月 4日 (火)

行ってきます。

中東方面への旅行に、ようやく明日出発。
準備期間がたっぷりあったから、イスラムについての本でも2、3冊読んで勉強しようと思っていたのにしなかった。冷蔵庫にある食料も処分しゃなきゃと思いつつ、自炊さぼった。荷造りもこれから…。あっちの気温は日本と同じくらいなので、まず衣替えをしなきゃいけないことに気付いて、手間取ってしまった。

国勢調査の記入済みの用紙、今日取りに来るといっていたのに来なかったから、もう知らないよ。

帰ってくるのは20日頃になります。

2005年10月 3日 (月)

農家の嫁にしては美しすぎ?

国立フィルムセンターで10月いっぱいまで開催中の成瀬巳喜男監督生誕100年特集を鑑賞2回目。東京近郊の農村を舞台に、近代化による日本の農業の衰退と、それによって崩壊する農家のしきたりなどをからめた人間ドラマ。

「鰯雲」(1958年 日本)
★★★★

農家の嫁である八重(淡島千景)は戦争未亡人で、姑のいびりに耐えながら、一人で農業を切り盛りし、一人息子を養っている。耕耘機を導入したりして進歩的な面をもつ八重は、新聞社の取材をきっかけにその記者(木村功)とやがて不倫の関係に…。一方、八重の実家は昔は多くの小作人を抱えていた大農家だったが、今は長男(小林桂樹)の嫁取りにも苦労。次男や三男は家を出ようとするが、一家の長である八重の兄(中村鴈治郎)はすべてを自分の思うままに仕切ろうとし、家族がぎくしゃくし始める…。

一緒に見た友人によると、成瀬監督作品では珍しく、ロケーションを多用した映画ということ。昭和半ばの日本の田園風景を、カラーのワイドスクリーンで見せられると懐かしさもひとしおだ。自分が生まれるより少し前の時代だが、自分が生まれ育った農村はこの映画の舞台よりもっと田舎なので、時差が生じて、ちょうど自分が子供の頃の風景と重なる。加えて、映画に登場する農家の人たちの古いものの考えた方が、父方の祖父母や本家の伯父伯母が言っていたこと、分家の嫁として母がときどきこぼしていたグチを思い出させ、これまた懐かしかった。

で、本当はこんなところに感心する映画ではないと思うのだが、時代を隔てて見ると、そういうところにどうしても目が行ってしまうわけで、映画はいろんな意味で文化遺産であるんですね。
息子を独立させるために、土地を売らざるを得なかった父の無念さは辛うじて自分にも分かる。百姓の子孫だもの。
あと、この監督さんは女性の描き方がとても上手いと思う。ラストシーンはやるせなくも、清々しかったぜ・・・。

おれの世界にようこそ。

ザ・ローリング・ストーンズのアルバム名からタイトルをいただいた、ジョン・リーバス警部シリーズ8作目は、英国推理作家協会賞ゴールド・ダガー賞受賞のランキンの代表作。

『黒と青』イアン・ランキン著
(ハヤカワ・ミステリ 1998年邦訳)

Fi1916985_0e 1960年代にスコットランドで現実に起きた“バイブル・ジョン”による連続女性絞殺事件を題材に、その手口をそっくり真似た30数年後の事件、北海の石油掘削基地に勤めていた男の謎の死、さらにリーバスがその昔上司と担当した殺人事件の犯人の服役中の自殺と、さまざまな事件・犯罪が複雑に絡んでくるストーリー…。

本作のリーバスは、本拠地エジンバラ、グラスゴー、石油産業で栄えたアバディーン、そしてシェットランド諸島と、あちこちを飛び回り、文章を通じてそれぞれの風土や土地柄の違いがうかがい知れる。北国という舞台が、このシリーズの魅力の一つであるのは間違いない。そして、北海の石油開発が抱えている問題点など、さまざまな社会背景のストーリーへの絡ませ方も面白い。かなり骨太で辛辣かもしれない。それでいて、リーバス警部のその時々の心情をいろんなロックの有名曲に例えて表したり、言葉遊びなどのユーモアも随所にあって、退屈させないのだ。やっぱりいいわ、イアン・ランキン。

リーバス自身は前作以上に、食いついたら離れない執念を発揮。ふだんは冗談ばかりを口にしているクールなスタンスの男で、つい深酒をしてしまうだらしなさも持っているんだけど、事件となると、旧友の警部から狂人扱いを受けるほど、目つきから変わってしまうのだ。私などはまた、リーバスのかけひきの巧さに感心してしまう。担当でもない事件を追い、恩を受けた人、迷惑をかけた人にはそれなりの報いをするのを忘れない。利用しようとした人間に対しては、利用仕返す。そういうとこ好き。

2005年10月 1日 (土)

SFとはスケールの大きいお笑いかもと。

水曜日に観てきた映画。

「銀河ヒッチハイク・ガイド」(2005年 米/英)
★★★★☆

Fi1909457_0e ダグラス・アダムス著による、一部でカルト的人気を誇る同名SFアドベンチャー・コメディ小説の映画化。アダムスはまだ40代の若さでこの映画の脚本を残して故人となったが、モンティ・パイソンの制作にも携わっていた人だそう。原作は読んでないけど、面白かった! オープニングのイルカの歌(そろんそろーん、魚をありがとう♪)からクスクス笑いがとまらないー。

以下、オープニング部分だけは【ネタばれ】ごめん。

ある朝突然、英国の田園地帯の上空に宇宙船が現れる。陰鬱なブタを思わせるルックスの彼らヴォゴン人の目的は、太陽系を通る銀河バイパス建設に邪魔な地球を取り除くこと。そんなバカなと思うが、悪いのは再三の警告を無視してきた地球人とのこと。でもさー、地球人は宇宙の他の生命体の存在すら知らないんだからさー、まさに寝耳に水ってやつですよ。
ここでアメリカンヒーローが登場していたら、あの手この手を使って最後には都合よく地球を守りきっていただろう。ところが、この映画では即座に!あっけなく!地球は爆破されてしまう。文字通り、宇宙の塵芥と化す我らの故郷。この時点で何の予備知識もなく映画を観た自分は爆笑です。

そんな中、平凡な英国人男性(マーティン・フリーマン)だけは生き残る。亀の誘いにのる浦島太郎じゃないけど、たまたま過去に命を救った黒人男性=実は宇宙人(モス・デフ)によって、地球爆破寸前に救われ、パジャマにガウン姿のまま、宇宙船をヒッチハイクして銀河を旅することになる…。ほかにもサム・ロックウェル、ズーイー・デシャネル、ジョン・マルコヴィッチ、ビル・ナイ、アラン・リックマン(声)、ヘレン・ミレン(声)らが出演。

いかにもイギリス風な社会風刺を込めたシュールな笑いもあれば、意味のないドタバタによる笑いもある。一方で、SFならではの哲学的要素が脳味噌を心地よく刺激し、なぜか感動してしまうシーンもあるのだ(その感動はあっという間に再び裏切られるんだけどね)。
あれも、これもと書き出したいシーンがいっぱいだあ!でも控えておこうーっと。知らないほうが絶対楽しめるから。SFとは、予測とのズレから生じる笑いにぴったりの題材かもしれないと思った次第。

バスタオルの秘密が、自分にはいまいち不明だったけど「特に意味はない」と勝手に解釈。思い出したらまた笑えてきた。原作も読んでみるかな。

最後の日

1週間前までは、会社を辞める日のことを考えたら気持ちはどよぉーんとして、目頭が熱くなったりしていたが、当日はさばさば。むしろ片付けとか引き継ぎとか、忙しすぎて躁状態。そして送別会もあっさり終わった。

でも、あっさりしすぎだった。最後の挨拶くらいは気のきいたことを言うべきだったと、今は後悔しきり。考えるとまたまたどよぉーんとしてきた。

送別会といったら花束。社長が直々に買ってきてくれたみたいだけど、生花じゃなくてドライフラワーのブーケ。プリザーブドフラワーなんてしゃれた名前が付いてるけど、乾燥花には変わりないだろ。どういう意味じゃ……。いや大して意味はないだろうけど、今の私はナーバスだ。

やっぱりさびしーーい! 十何年もほぼ毎日顔を合わせてきた人との別れ。秋の入り口という時季がよくなかったかな。そうだ、きっと秋だからだ!
次から次へといろいろ思い出しちゃって、やばい。自営などで一人で仕事している人たち、強いなあ。尊敬するよ。


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