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2005年9月14日 (水)

男の名は「堕ちた天使」。

『悪魔の赤毛』デイヴィッド・コーベット著
(新潮文庫 2005年刊)

Fi1846619_0e 表向きはカメラマン、裏では若くして麻薬密輸グループを率いていた男が、密告により警察に捕まる。10年の刑期を終えた男が、最初にしたのは元恋人を探し出すこと。しかし、女は彼と会うことを拒む。彼女はある麻薬中毒の男と関係をもったばかりに、2つのギャング団の縄張り抗争に巻き込まれつつあった…。


2003年のMWA最優秀処女長編賞ノミネート作。主人公は大麻密輸という犯罪に手を染めながら、銃や暴力とは一切かかわりを持たないことをポリシーにしてきた。しかし前科者は前科者。カタギに戻ろうとしてもすんなりとはいかず・・・といったノワール系の小説なのだが、基本的には一途なラブストーリー。

巻頭に、作者による少し長めの謝辞が載っている。この本は末期がんに冒された妻を看病しながら、またその妻に励まされながら書き上げたと。そんな背景があってか、もしくはそんな背景を知りながら読むせいか、この小説は文章からしてなんだか息苦しかった。もっとユーモアや遊びがないときついよ…。また、そのせいで話の運びもメリハリが欠けているように思われた。

才能あるカメラマンという設定は、格好良すぎるんじゃない?

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