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2005年7月 9日 (土)

キリアン・マーフィー週間

バットマンビギンズに影響されて借りてみました。クレイン博士を演じていたキリアン・マーフィーの出演作3本。

「28日後…」(2002年 英/米/オランダ)

ゾンビものとは知らないで見てしまった! 正確には1回も死んではいないのでゾンビと呼ぶのは間違いかもしれないが、とにかくこいつらがうじゃうじゃとしつこくしつこく襲ってくるホラー映画だけは怖いのよ。苦手なのよ!
猫一匹すら横切らないロンドンの街。何が起こったのか、まだぜんぜん事情が把握できてない主人公(キリアン)が、教会にたどり着き、死体の山らしきものに「おーい!」なんて声をかけちゃうところで気付いた。これはゾンビ映画だって! うつぶせで死んでると思った人間が、主人公が見てないところでムクっと起きあがって振り向くってのが、いちばん怖いわ。
でも、そのショックを乗り越えたら、あとは楽勝だった。ゾンビものは20年くらい避けてきたが、知らない間に免疫ついてたみたいだ。

人間の内面の変化の描き方とか、割とマジメな映画だったかも。DVDでの映画の結末は劇場公開バージョンとは違っているらしく、特典にあったそっちのバージョンも見くらべてみた。家でくつろいで見るならDVDバージョンが正解かしらね、やっぱり。

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「コールドマウンテン」(2003年 米)

アンソニー・ミンゲラ監督。南北戦争を背景にした美男(ジュード・ロウ)と美女(ニコール・キッドマン)の悲恋もの。この2人ともう一人のメイン出演者レニー・ゼルウィガーは、きっと映画「ひまわり」みたいな三角関係で、見たら絶対泣く!・・・と想像していたら、そんなドロドロ関係とは無縁な映画でした(がくっ)。

いい映画だと思いますけど、時間長すぎて、途中で飽きてしまって、ついでに晩ごはん作って食べたりして、きちんと見たとはいえないです。
ニコールとレニーの日常の描写などは、原作小説を読むほうが面白そうです。キリアンはちょい役で、気の毒な北軍兵士役。「28日後…」に出ていたブレンダン・グリーソンがこちらにも! おっちゃん、「キングダム・オブ・ヘブン」では絵に描いたような野蛮人を嬉々として演じていて、実にチャーミングだったのです。

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「真珠の耳飾りの少女」(2003年 英/ルクセンブルグ)

17世紀の天才画家フィルメールの名画誕生の謎を題材にして書かれた同名の小説を映画化。・・・くどい言い回し。
絵のモデルとなった少女(スカーレット・ヨハンセン)は、フィルメール(コリン・ファース)の使用人であり、強制的に絵のモデルにさせられてしまうのです。画家とモデルの関係というのは、ただでさえ甘美なものを想像させますが、この少女というのが、 厳格なプロテスタントの家育ちで、常に尼さんのような頭巾を被っているから、余計にこう・・・上手い表現が浮かばないんだけど、悩ましい感じです。

ストーリーは小品の味わい。でも、とにかく映像がきれいだ! どのシーンも、絵画そっくりの色彩と光が再現されていて、びっくりした。キリアンは市場の肉屋で、少女の恋人役。


以上、キリアン・マーフィーの日本で見られる主要作品を見てみたが、この3つに限っては、思ったほどのインパクトなかった。バットマンビギンズでの役が、やはり出色なのではないかと思いました。

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コメント

私が「28」を見たのは、クリス・エクルストンのためでしたが、ドグマの自然光に感動したことはその時お話ししたのでしたよね。夜明けのブルーの光の中のキリアンは宗教画のキリストのように見えました(ヒゲのせ~か…笑)が、テレビではいかがでした?無人のピカデリーサーカスの朝はいったいどうやって撮ったの?!やっぱりセット?ダニー・ボイルそんなに金回りいいのか?やっぱりゾンビ!って言うとお金集まるのきゃ?毎度ジャロに訴えたい“衝撃のラスト”の触れ込みだったけんど、別オチ今度おせ~てね!

その後、何でチミは私の見るえーがに出てくるの?と彼が登場してくるとなぜか笑ってしまうのですが、キモ系当世ヤサ男でありながら、各作品のカラーにちゃんと染まってるとこがすごいなと思います。私は役者としての芝居を見せてくれた「凍るど山」がよかったです。ナタリー・ポートマンも初めて女優になったじゃん!と認められました。ジュードの引きの演技もこのシーンだとよかったし、3人の連携プレイお見事!DVDではカットされた彼女の壮絶なシーンが挿入されてるそうですが、いかがでしたか?主役カップルの…お互い真顔に無言で手探りする奇妙なベットシーンを長々と見せられましたが、そっちの方が見たかったです。

「真珠」って初監督作品てとこがすごいよね!もちあの光の再現も!でもあの少女が主人公だから、フェルメールの絵よりも、中世の日常生活様式…炊事洗濯とかが主役みたいだったわ。それこそがフェルメールの絵なんだ!ってことだと思うけど確かに興味深かった。火にかけたまま大量の洗濯糊を入れたり、雪でもぱりぱりに凍るほど干したりしてるんだもん>北方の人々(笑)それでも私はフェルメールの芸術性に迫るほどのものではなかったとダイナ嬢に言ってむっとさせてしまったかもしれないが…(笑)先日の「美の巨人たち」を見て、何で物足りなく感じたか思い出したの。それは、メイドがモデルで奥様が嫉妬じゃ知的好奇心をそそられないってこと。フェルメールが生まれる前にローマで起きたベアトリーチェ・チェンチの事件。この肖像画に影響を受けたという仮説の方が、ターバンの謎もわかるし、ずーっとおもしろい!って興奮しちゃった。

連記してすんまそんテレ東は小林薫の「美の巨人たち」”美人画ベスト10”の回は↓http://www.tv-tokyo.co.jp/kyojin/frame/frame3.htm

わわっ↓これ全部、ぱぴよんさんかい?

>カスピ海ヨーグルを豆乳で作りさんエクルストンという人もいい俳優さんですね。無人のロンドン中心街は可能かなと思ったけど、あそこまでゴミ散らかして撮影しているとは知りませんでしたよ。後で掃除も大変だったんだろうなあ。別オチのほうは爽やかラストでした。市販のDVDは4、5パターンの別エンディングが収められてるみたいです。

>見事腐らせたさんなんだ、とうにキリアンに目を付けられていたんですね。さすがです。コールドマウンテン、ええ役だったなー。出番少なかったけど、色っぽかったなー。ナタリー・ポートマンといいカップルになると期待したのに、そんなお気楽な展開ではなくて、がっかりしたような、あれで良かったような。主役2人のラブシーンにはさっぱりもえませんでした(笑)ジュードは、「アルフィー」も似合わないと思うんだけど。

>ぱぴよんさん洗濯シーン面白かったね。でも、うちの田舎も冬に洗濯物をほすと、パリッパリに凍ったりしてたけどね。紹介のサイトで「ベアトリーチェ・チェンチの肖像」見てきた。面白いエピソードだね。まったく知らなかったけど。絵もほんと、よく似てる。たぶん影響受けたというのが前提で、父親と娘の関係を、主とメイドの関係にだぶらせているのかもしれないけど、あんまり禁断という感じはしないね。

なぬっ?!「28」の別オチそんなにたくさんあんの?!レンタルではやはり入ってないのか…私も初日に見に行ってその“HELLOW”だったわよ。それからしばらくして「衝撃のアナザーバージョン公開中」ってTVから衝撃の文句が聞こえてきたような気がしたの。あのクリスには不満だったのでさすがに自分で確かめる気にはならなかったけど…。もしかしてクリス初見だったのですか?お薦めは、ケイト・ウィンスレットばかりが賞賛された「日陰のふたり」(トマス・ハーディ原作「日陰者ジュード」は絶版!努)に同じくマイケル・ウィンターボトムの「With or Without you」(あのU2の歌をキャラが歌うも、BGMでは流さないのがミソ!笑)やリス・エヴァンスと共演した「ハート」(移植!)などありまする~ぜひご覧下さいまし。

べべべべつに目を付けるというより、いきなり主演作だったし、あとはヒカさんと同じ3本だけど、ここ2年内なもんだからけっこうな確立頻度でしょ。やっぱ彼の作品選びがよいってこと?(笑)な~んて積極的に期待して見たのは「真珠」だけだけど。しかしキリアン目当てでこれを見ゆとは…いいんですか?ダイナさん!(笑) 笑笑笑そ~なんだよね~色っぽい北軍兵士なんだもんね~スカーレット・オハラ邸に浸入して同じ運命をたどるあのおっつぁんとはエライちがいじゃわ!かわいそーだけど私はああいゆう時両者とも「よくやった!」とメラニー同様賞賛しちゃいました。

(笑)なんか「ひまわり」とかいろんな展開に考えをめぐらすほど退屈しちゃったんですね。私もナタリーがロシア女性になるのかと思いもしましたが、あれってマドンナの元へ帰還する話だったのね。久しくなかった文芸ロマンで、途中フィリップ・シーモアのような芸達者がいたにもかかわらず間延び感が拭えないのはなぜ?結局主演コンビ両者とも想い人へ向かっていく情念がないのよ。チェ・ジウとヨン様にあって、ハリウッドのトップスターにないもの…そこらへん冬ソナブームの一因かも。な~んちって!見終わった後も、二人とも外人にしか見えない!と思ったわ。結局監督もそーだしね。アメリカの魂を体現していたのはやはりレニー。“合わせ”などでなくても文句なしのオスカー!完璧納得のオスカーって近年では、彼女と「サイダーハウス」のマイケル・ケイン二人だけだわ。

パリンパリンに凍った後…融けたらまた干すの?(笑)ウルルンみたいな番組で、スウェーデンにステイした子が近所の見よう見真似で雪降る中布団を干したの。もちろん凍ったけど、近所の人達はすぐに取り込んでしまっていて…ホコリを払いやすくするためなんだって!そんなことするんか?(笑)ベアトリーチェを象徴するならそのネタ出したろうし、時空飛び越えてそのエピソード絡ませたら俗っぽすぎ?(笑)近親相姦の父娘と関係をだぶらせる?…師弟関係ならまだしも、主従関係だとやはり節操のない主が手を出す感は絶対拭えないというか、それをしてたのはパトロンの方だしね…おっしゃる通り許されざる男女の恋愛より、アーティスティックな感性で感応し合ってる感じで、奥様もそれが辛かったのね…ということでそこはよかったですよね。まさしくコリンにふさわしく、女の子主役でも面目躍如ってか!

ひぇーーー、レスしきれないっすよ。ぱぴよんさん!!>ぱぴよん1さん劇場でも2つのバージョンが公開されたんですね。わざわざ2回見に行った人もいたのかな?はい、クリスは意識したのは初めてです。そのうち見てみます。>ぱぴよん2さんキリアンの作品選びいいのかね?バラッバラでよく分からないけど。一部でかなり期待されてる人材であることは確かみたいですね。新作も目白押しみたいだし。ノーラン監督は最後まで彼をバットマンに推したらしいですね。

>ぱぴよん3さんハリウッドでトップスターになると、たいていアクとかクセがなくなってつまらなくなるよね。つか、どうなんだ。やぱっり監督が毒やアクがなさすぎるのか・・・。このレニーは私はあんまり好きじゃなかったです。絶賛されてるみたいだけど、どうも演技というよりか、芸を見せられてる気がしちゃって。>ぱぴよん4さんそのウルルンは見た気がする。肉体より感性での結びつきのほうが、より激しい嫉妬になるってほかにもそんな映画、あったよね。この映画はそこまではっきりとは表現してなかったけど。あの奥さんが青田典子に見えました。

毎晩ご丁寧なレスを頂きありがとうございます。土日はゆっくりして下さいね。(笑)うひょひょ彼ってキリアン→バットマン?そんな衝撃の裏話があったんだ~びっくりしたな~もー想像つきません!ノーラン監督は何をしようとしていたのでしょう?確かにこれがあのメメント&インソムニアの?って思ったけど、ま~バットマンだからね。見終わって思ったのは、やっぱりTバートンは天才だなぁって事。というのは今回“人間の”内面の葛藤がていねいに描かれていてそれはもちろんよかったけど、ゴッサムシティの雰囲気とか世界観とか全く感じられなかったのが残念だった。住民は大方英国俳優組合だし…(笑)でもキリアンの瞳の光は不思議な魅力があるわよね。マスクごしの眼差しをイメージしての推挙だったのでせうか?クリスチャンじゃもちろんまだまだMキートンには叶いません。でもキング!オブ・マスクごしの眼差しはもちノートン先生!今年ナンバー1!

リプリと冷寒山を見てミンゲラにはやはり才能がないという事がわかりました。(爆)他の英俳優に比べればジュードのアクなんて最初からあったかどうか疑わしいが、まして御大マイケル「アルフィー」未見の私としては、んなもん見るわけないでしょー!としか…でも相手に向かう情がないといったけど、マヨサバ&オスカー・ワイルドは例外って事で訂正。(笑)何にも動じないレニーのキャラは「怒りの葡萄」の母者の現代版のように思えたのですが…芸ねぇ~わかります。(笑)でも私はそれを満喫堪能できて、もう1回見てもいいと思ったくらい。私が読むより見る派なのには、発音原語や所作事、衣装や時代考証と、読んでも作家の描写にもこちらの想像力にも限界のある情報が一目瞭然で楽しめるからってのが大きいです。評判悪かったTハンクスの「レディキラー」も日本であれを楽しんだのは私一人?ってくらいもったいぶった話し方や紳士ぶりがおもしろかった!

どこまで続くんだコメント欄・・・。>ぱぴよん上さんキリアンのバットマンもありと思います。もっとスノッブなブルース・ウェインかな?でも、前半の修行シーンは似合いそうもないというか、ちょっと想像つかないね。まあ、キリアンが起用されてたら、内容の構成も大幅に変わってたかもしれないけど。世界観はバートンものが一番かな、やっぱり。オタク監督にはかなわないってことで。でも最新作の「チョコレート工場の秘密」はいまいち食指が動かない・・・。キング・オブ・マスクは同意です(笑)

>ぱぴよん下さん「リプリー」は見てないんだ。つまらなそうだったもん(爆)監督のカラーはコールドマウンテンでなんとなく分かった気がする。映像が特に独創的で美しいわけでもないし・・・。「アルフィー」はマイケル・ケインのは面白かったよ。まだユアン・マクレガーあたりのほうがしっくり来る感じ。ぱぴよんさんは時代物が好きなのね。鑑賞の仕方については、さすが元?ヅカファンってのもあるかしら?でもたぶん細部を楽しむという点では共通してるよ。小説だと細々と説明してあるから、予備知識のあまりない私には親切に感じられるってだけで。「レディキラー」も見ておりません。これは今度借りてみてみまーす。

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