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2005年7月 1日 (金)

イヌのような人生。

映画のストーリーについては、極力情報を仕入れないようにしているけど、いやでも目に飛び込んできたテレビCMで、おおよその予想がついた。そして、想像していたのと原因は違ったのだが、結末はその通りに。まったく知らずに見たら、どうだったのだろう。

「ミリオンダラー・ベイビー」(2004年 米)
★★★

【ネタばれ有り】
ヒラリー・スワンクがとにかくかっこいい! のっけから重いサンドバッグを叩いても、ぜんぜんぶれない鍛え上げられた身体がステキ。目の表情も顔つきも、これ以上は望めないほど魅力的な女性ボクサー。

そんな彼女の魅力が生かされた前半は、とても好きです。真っ直ぐな情熱ってだけで、ウルウルしてしまう。でも、後半になったら、その涙が引っ込んでしまいましたよ。

こういう重いストーリー、重いテーマはもちろんありです。けど、なんだかきれいにまとまりすぎてるのが今ひとつ。思うに、これは女性ボクサーに例えた「飼い犬」の話では?
スワンクの振る舞いや性格は、たまにやんちゃなところもあるけど、従順な犬そのものです。家族から見放された孤独な老人と、なついてきた捨て犬の交流はあっても、人間対人間の交流の点では、薄かった気がするんです。飼い主から見た一方的なストーリーではないかと…。途中、スワンクが父親の飼っていた犬に自分を例えて話すシーンがあり、そのエピソードはやりすぎな気がしました。

主人公を、クリント・イーストウッド演じる老トレーナー、つまり飼い主と割り切って見られればよかったのだけど、前半のスワンクのキャラクターがとても魅力的だったもので、つい彼女のほうに思い入れてしまいましたよ。イーストウッドの作品は好きなのがたくさんあるけど、これはまだまだ若い(笑)私には難解すぎたか?

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いつも付けている★の数はあくまでも自分の好み度合いです。欠点だらけの映画でも、それを補って面白いと感じれば5つ星。完成度がとても高い映画でも4つ星どまりのこともあります。また、そのときの機嫌の良し悪しによっても、4つが5つになったり、3つが2つになったり・・・。
ほとんど客観性はありませんのであしからず。


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コメント

これ、先日見ました。聞いてみると、女性のほうがよりスワンクに感情移入してしまうようで、ラストが消化不良気味の方が多いようです。前半はロッキーのようでしたからね。^^後半は、ゆっくりと予想どうりにストーリーのすすんでいく中、自分や廻りの人の人生を重ね合わせてしまいました。おっしゃるように、ちょっときれいにまとまりすぎかもしれません。他にどんな結末がよかったのか考えてみましたが、安っぽくなりそうです。でも、足を切るのはやりすぎかも。。。それだけ安楽死は難しいテーマなのでしょうか。先日ロバータ・フラックのライブ行ってきました。とてもよかったです。握手してきました。おばあちゃんだけどね。。。^^

>キウイさん前半と後半では話のテンポもぜんぜん違いましたね。キウイさんのおっしゃるとおりだと思います。私には消化不良でしたが、自分の身に寄せて思うところが多かった人にとっては、後半、予想通りに話が進んでいったのが、むしろ良かったのかもしれませんね。ロバータ・フラック、いつも知らないうちに来日してるなあ。年季からくる味わいがありそうです。握手! 良かったですね。

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