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2005年6月30日 (木)

意外と大人向けの映画か?

先日見たバットマンビギンズに影響され、借りてみました。クリスチャン・ベール主演のSFアクション。

「リベリオン」(2002年 米)
★★★★

Fi1546472_0e 人類が争いによる自滅の道を歩むことを避けるため、薬物によってあらゆる感情を抑止して生きる近未来社会。芸術、詩、音楽、ペットなど、人間の感情に訴えるものはすべて処分され、少しでも人間らしい感情を示したら反逆者として処刑される。クリスチャン・ベールはその反逆者たちを見つけて処罰する国家警察の幹部役…。


【ネタばれあり】
なんつーか、珍妙な味わいの映画だった。出だしで燃やされる絵画モナ・リザが本物には似てなかった時点で、これは最初からB級と開き直って作られた映画だとピンと来た。もしくは、コメディ映画かもしれないと思ったほど。でも、キャストは豪華文芸路線(?)というちぐはぐさ。なんなのだ、この映画は? というのが見始めたときの印象。

しかし、やられた!
クリスチャン・ベール、演技上手すぎだよーー! 感情はないのにそれぞれ人格はあるという話の設定はありえないと思うし、突っ込みたくなるシーンも満載だ。本来は、拳銃と武術をミックスさせたアクションを第一に楽しむ映画なのだろうと思う。でも、個人的にはそんなアクションなどどうでもいい。とにかくベールの表情の演技が良すぎた! 
最初は誰よりも国家に忠実なロボットのような男なのに、徐々に人間らしい感情を取り戻し、職務との間で葛藤する姿に、感情移入せずにはいられない。感情があることを仲間に知られないように振る舞う姿に、こっちまでハラハラしっぱなしだ。

共演のエミリー・ワトソンやショーン・ビーンも素晴らしい。なかでもベールとワトソンが、心に痛手を負った大人同士、気持ちを通わせるシーンにはぐっときた。父親として子供たちに向けるまなざしもステキすぎだ。ちょっと惚れちゃったかも。極上のヒューマン・ドラマを見た気分。こんなチープなアクション映画なのに?!
出演者の演技だけでも★4つの価値ありと思う。


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コメント

わっちも見たよ!WOWOWで今年になってからかな・・・で、ヒカさんは何で?なんて聞いたら愚問やね(笑)ショーン・ビーンおいしかったわ!彼は端役が多いとしても、エミリー・ワトソンとは!いったいどれほどのレベルの展開になるのか?と思うよね。彼女焼き殺されたんだっけ?もー忘れとる(反省)イギリス人俳優の集中力って素敵!って思うけど、これが掛け合わされるとそのシーンの緊密効果倍増ね。子役もけなげでかわいく、されど頼もしくもありで、感情強制抑制していながら、家族愛があって、ちゃんとみんな演じてるからさすがだわ。トーンとしては、普通のSD社会SF+アクションと思ったけど、☆4つはすごいね~「アイランド」もその系統だろうけど、やっぱ”戦争”がつかないまじめ系SF映画だったら何でも見たいです心境なんで見ようと思っとります。

あら書き込みできましたっ!やはり字数が大かっただけのことでした。すみません。私は「アメリカン・サイコ」と「コーン・ウォールの森」(だっけ?)のクリスチャンも好きよ!やっぱパンツ一丁に電動ノコで廊下かけるのを大まじで演じるエゲレス人はブラボ~!後者の少年の変化も一見の価値ありです。もし未見だったらぜひご覧になってご感想をお聞かせ下さいませませ!

まさか、この映画でぱぴよんさんからコメントがもらえるとは!(笑)俳優同士が掛け合わさったとき緊密効果は、わかるわかる。子役たちも良かったね、家族愛の描き方も好きで。だから☆4つなんだけど、気分的なものです。アクションは正直それほど・・・独創的みたいだけどね。ベールはいいですね。バットマンよりリベリオンのほうがいいね。「コーンウォールの森」は未見なので機会があったら見てみます。「アイランド」ってマイケル・ベイなのね。微妙だな。予告見たら、面白そうだったけど・・・。

私はSF読み漁るほどでないけどトレッカーだし、この手のSFの洗練を受けたのは、萩尾望都・竹宮恵子らの王道少女まんがからかも…SD体制…スペリオル・ドミナントって言葉を憶えたのも「地球へ…」その社会の頂点に立つ元帥役をアニメで演じたのは沖雅也だったわん(遠い涙目)「リベリオン」はそういう社会体制で、なんちゃってカンフーを披露しちゃうとこがウケタわハッ!私が一番印象深いのは、やはりショーン・ビーンが読書にふけってるシーン。あんなにも美しく深みのある映像は、そんじょそこらの文芸にだってめったに描かれないわ。まぁファンてこともあるけど(笑)劇場で見たかったわ~全然知らなかったのヨヨヨ(泣)

ベール版“瘠せゆく男”は見逃したけど、そういえば、サミュエル・Jの刑事もの…テーマ曲が有名なやつ!にも出てたよね。KKKも真ッアオな人種差別主義者というよりは、人を殺してもへーきのへーさで公道を歩く大金持ちの御曹司役で…まぁ、クリスチャンにしてみればあんな役簡単なんだろうけど、あの徹底ぶりにも惚れ直したわよ!(笑)「太陽の帝国」を見たマイケル・ダグラスが、彼は演技の構成を理解して演っているって言ってたけど、ほんとびっくりしたわ!日本ではそこがかわいくないって受けなかったようだし、「若草物語」になると、鳴かず飛ばず元子役みたいに言われてて…でも結局は頭角を現したわねぇ。ところで、先日聞き逃したこと…バットマン特異点キリアン・マーフィ(青じゃなくて緑の血族?)気に入った?

>ぱぴよんさんSD体制? 何のことだかぜんぜん分からないのですが・・・。ショーン・ビーンの読書は素晴らしかったね。たったあれだけのシーンで、すごくいい俳優さんだと実感しました。おまけにハンサムだしね。サミュエルとの共演は「シャフト」のリメイクね。これは映画館で観ました。まあ、しばらくベール、追っかけてみますわ(笑)キリアン・マーフィーは未見の3作品をレンタルで見たところです。ちょっと時間がなくて感想がUPできないでいますが、バットマンビギンズでの役が最高でしたよ!

ごめんなさい。言葉はどうでもいいんです。竹宮センセの造語かもしれんし…「テラへ」の場合ですと、繁殖能力が低下した人類は、人口統制をコンピーューターに一切委ね、皆試験管ベビーで生まれますが、大人になるまでは偽りの養父母のもとで成長しなければならず、その後はその記憶も消去されるという自由なき世界。個人の主義思想などは認められない完全管理社会のことになりましょうか。こういった未来の管理社会設定ですと、「偽り」の部分が共通項ですね。「マトリックス」に「アイランド」しかりで…しかしマイケル・ベイって知らなくって原作者かと思ったよ!ブラッカイマー先生の愛弟子さん?(爆)“感動のアクション超大作”とな?高層ビルの側面だったら、「マイノリティ」でトム珍もすべってなかったっけ?それでもその偽りを暴露するのがブシェミってことで行こうと思います。

>ぱぴよんさんSDってそういう意味なんですね。おおよそわかりました。その手のSFだったらジョン・カーペンター作品なんかは割と好きですよ。特にカート・ラッセルが出ているやつなど。マイケル・ベイは、ちょっと考えもんでしょ?でもブシェミが出るんだ?ブシェミが思いっきりバカやってたら笑って見られるかもね。

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