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2005年6月 3日 (金)

1作目にして惚れた!

『紐と十字架』イアン・ランキン
(ハヤカワ文庫 2005年刊)

リーバス部長刑事のもとに定期的に届く匿名の手紙。
短い文章とともに、最初は結び目のついた紐、
次はマッチ棒の十字架が同封されていた。
いったい差し出し人は誰で、何を伝えたいのか?
しかし、そんなことにかかずらっている暇はない。
街では少女誘拐事件が連続して発生していた…。


切れ者なのにダメ男の要素を抱えたリーバスのキャラクターが素敵!
40歳過ぎのリーバスが、いまだ部長刑事の地位に甘んじているのは、
SAS(陸軍特殊空挺部隊)から転職した身で、
警察内では煙たがられているから。
唯一、同僚のジャック・モートンとは気が合い、
こちらも良いキャラ。二人のやりとりがこれまた、たまんねー。

本国では1987年に出版。ノワール色が濃く、連続殺人犯の動機など、
ストーリー自体はすでにもう手垢にまみれている感があるけど、
主人公や周りの人物たちが魅力的であればそれで十分。
本を読むのを食事に例えると、
こういうタイプの警察ミステリーが自分にとっての主食。
毎日食べても飽きないコメの飯ってとこ。
リーバスは直球ど真ん中、めちゃ好みのタイプっす。

スコットランド・エジンバラを舞台とする
ジョン・リーバス警部シリーズは、
8作目のCWA賞ゴールド・ダガー受賞作『黒と青』から
日本では翻訳が始まり、いままで1作目から6作目までは未翻訳のまま。
刊行形式もこれまではポケミスと単行本のみだったので、
イアン・ランキン面白いらしいとは知りつつ、読んだことなかった。
それが、改めて1作目から文庫化とは嬉しいよ!
早く2作目が出ますように。
でないと、先に翻訳されてるものを読んでしまいそうだ。

それにしても、この手の刑事・警部シリーズものは、
なぜか離婚していて娘が一人いるというパターンが多いですね。
妻とは死別している場合もあるけど、
子供は息子じゃなくて娘なんだよね、必ずといっていいほど。
敵対するオスは家庭外だけで十分ってことかしら?



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