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2005年4月22日 (金)

この映画で萌える趣味はないのですが…。

ペドロ・アルモドバル監督のミステリアスなゲイムービー。
少しネタばれあり。

「バッド・エデュケーション」(2004年 スペイン)
★★★☆

映画監督エンリケ(フェレ・マルチネス)のもとに、子供時代の親友で、
今は劇団で俳優をやっているというイグナシオ(ガエル・ガルシア・ベルナル)
が訪ねてきて、自ら書いたという脚本を渡し、一緒に映画を作ろうと誘う。
実はその脚本は、2人が通っていたカトリック教会の寄宿制男子校での
スキャンダラスな出来事を暴露するものだった…。


前作「トーク・トゥー・ハー」に続いてまたまたにっくき性犯罪者が登場!
普通なら、この手の犯罪者には嫌悪感しか持ち得ないのだが、
そうはならないのがアルモドバル・マジック。
汚らわしく罪作りな愛も、崇高で美しい愛のような錯覚に陥る瞬間がある。
映画ではむしろ滑稽に描かれている気がするけど。

物語は、現実→撮影される映画でのシーン→ちょっと前の現実
という具合に入り組んでいる。
途中、エンリケがイグナシオの手紙をその母親から受け取って読むあたりが
個人的にはクライマックスで、その後は盛り下がっちゃったかしら。
後半は動機のはっきりしないことがいくつかあって、
何が映画のテーマなのか、よく分からなくなってしまった…。
でも、この理解しがたい展開が、アルモドバルらしいといえばらしいかも。

話が面白いか面白くないかは、アルモドバル監督作品の場合はあまり気にならない。
いかにもスペインらしい色使いや、
古い映画をヒントにしたようなビジュアルや音楽のセンスが楽しくて、
それだけで満足。映画館で観る価値があるってもんです。

映画の中の映画シーンに登場する、ボーイズソプラノの少年への愛を
抑えきれず、ついには嫉妬まで露わにするマノロ神父の表情が実に印象的!
あと、女装して歌うベルナルがなかなかにチャーミングです。



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コメント

この間NHK教育TVのスペイン語講座でこの映画の紹介をしてました。「この手の映画がNHKで・・・」と思いましたわ。・・・別にいけないことじゃないんですけど・・・。

>みいやんさんCuanto cuesta esto?私もスペイン語講座には一時期お世話になりました。今は笑い飯が出てるんですね。去年あたりは中国語講座が話題だったような。例文がすごいって。

映画のことをコメントしようと思ったのですが、笑い飯がスペイン語講座? えーーー!!

>nacchi74さんびっくりでしょ。でもそれより、nacchi74さんが笑い飯を知っているというほうが不思議ー!

ケーブルテレビでNHKを見られるんですよ。それで彼らを知りました。(「ワシントンのネタ」を見た時は死ぬかと思うくらい爆笑。)今好きなお笑い芸人は「アンガールズ」です。…失礼いたしました。m(_ _)m

NHKだけはどこでも見られるんですね。なら、nacchi74さんのほうがお笑い詳しいかも。アンガールズは人気ですね。今がピークのような気もします。私は誰だろう・・・今は特にはまっている人たちはいないかなあ・・。

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