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2005年4月30日 (土)

とどのつまりは物欲と肉欲と…。

東テキサスを舞台に、白人中年男性ハップとゲイの黒人レナードの
マッチョ・コンビが活躍するシリーズ3作目、4作目。

『罪深き誘惑のマンボ』ジョー・R・ランズデール著

ハップの元恋人である黒人弁護士フロリダが失踪。
ハップとレナードはその行方を探して、テキサス東部の街グローブタウンに
乗り込むが、そこはいまだ黒人差別が根強く残り、KKK同様の秘密結社が
支配する町だった。果たしてフロリダは無事でいるのか……。


このシリーズ、言葉遣いが「下品」なのはユーモアとして読めるけども、
「痛い」「汚い(オエッ)」場面も多すぎるんです。
ひづめに詰まった糞を洗い落としていないように見える
売れ残ったホルマリン漬けのような豚足なんか、
いくらお義理とはいえ、買って食べてみたりはしません、私は!

マッチョとかマッチョ好きな人たちは、本質的にはマゾなんですかぁ?
今回、主人公2人が無謀な行動で死にそうになること3、4回。
最後の出来事なんか、リアルだったら絶対死んでると思いますよ!

でも、面白かった。扱ってるテーマはかなりシリアスなんだよね。
こんな町が現実にいまだ残っているんだろうか…。
いつまでも止まず水嵩を増していく雨のシーンは不気味だ。
巻末の解説にデヴィッド・リンチで映画化とあるけど、お流れかな?

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『バッド・チリ』ジョー・R・ランズデール著

レナードと破局したばかりのラウルの新恋人が銃殺死体で発見される。
その殺人容疑をかけられた親友レナードのために、
ハップは入院中の病院から抜け出して真犯人を探し始める……。


ハップが入院したのは、森で凶暴なリスに噛まれて狂犬病になったため。
その後に、レナードはレナードで森に逃亡中に、金タマに大きなダニが
居着いてしまい往生する…。
ここまで読んで、もしかしたら森にはやばい伝染病でも広まっている?
と期待したが、そういう話ではなかった…。

これも相変わらず下品、痛い、汚い!
毎回、身内の誰かが死ぬのもパターンのようだ。
そして、やはりラストにはとんでもない災難が…。ずぇーったい死ぬでしょ、普通!

扉に「アンドリュー・ヴァクスに捧ぐ」とあって、
そうか、その系統のシリーズなのかと今さら気付く。
ヴァクスは以前に『ブルー・ベル』を読んで、それっきり。
おつむが弱くて、足手まといなだけの女が出てくると無性に腹が立ってくるんです。
この『バッド・チリ』のヒロインはそういうわけではないんだけど、
いかにも銃社会アメリカな小説はしばらく避けたい気分…。



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