« 傍迷惑な癖。 | トップページ | TB:ラブソング人気投票 »

2005年3月 5日 (土)

ザ・スペイシー・ショー

ケヴィン・スペイシーには、一時期ハマっていた。
出演映画はちょい役からすべてビデオを借りて見まくった。
しかし、自分の中のブームは「アメリカン・ビューティー」が頂点。
以降はどれもこれも役的にしっくりこず、
気付いたらすっかりどうでもよい俳優に(ひどすぎる言いぐさ)
主役が続くのもちょっと違うんじゃない?と思ったし、
「ペイ・フォワード」や「ライフ・オブ・デビッド・ゲイル」に至っては
映画自体からしてゴメンナサイ!って感じだった。
あー、でもまた映画館に足を運んでしまったよ。昔の仲間に誘われるままに。

「ビヨンドtheシー 夢見るように歌えば」(2004年 米・独・英)

レイ・チャールズと同じく50年代からアトランティックで活躍した歌手
ボビー・ダーリンの生涯を描いた映画。もちろん、演じるのはスペイシー。

ボビー・ダーリンについては「マック・ザ・ナイフ」を歌ってヒットさせた
ことくらいしか知らなくて、この映画観て、奥さんがサンドラ・ディーと分かり、
ふーん人気者だったんだと思いました。
日本でいうと坂本九みたいなポジション?(的はずれ?)
レコード会社は彼をプレスリーのようなロックンロールスターに育てる方針
だったようですが、ダーリン自身は子供の頃からずっとシナトラを目指しており、
売れたことで晴れてスインギーな歌手に路線を戻したようです。
しかし、幼い頃にかかった病気により心臓に持病を抱えていて、37歳で夭逝。

それで、この映画が面白いかどうか。
うーん、客観的には判断できない! どうしてもスペイシー自身が気になっちゃって。
ボビー・ダーリンに似せたメイクが不自然すぎるとか、
40代半ばで20代を演じるにはもともと資質がオヤジくさいとか、
やたら出てくるヅラネタが本人のコンプレックスの裏返しみたいで笑えないとか、
個人的に突っ込みどころ満載なんです!
でも、映画館ではすすり泣きしている人もいたからなあ。
私が思うほど違和感はないのかなあ。

この映画で、スペイシーは全20曲近くを吹き替えなしに自分で歌っています。
実はこの映画はスペイシー自身が10年ほど前から温めていたもので、
製作・監督はもちろん、脚本も共同で書いているんだけど、
吹き替えを使わないことに関しては、最初は遺族や関係者から猛反対されちゃって、
それを説得し承諾を得るのが大変だったもよう。

かつてはイーストウッド監督の「真夜中のサバナ」のサントラで1曲披露。
何年か前にはジョン・レノンのトリビュートコンサートで司会を務め、
最後にいきなり「マインド・ゲームス」を熱唱し始めたのには笑わせてもらったけど、
あれもこれもこの映画ための根回しだったと考えると、いじらしいじゃありませんか。
しかし、一方で、実際に映画を観た後だと、スペイシーの自己満カラオケ大会に
付き合わされちゃったような気もしなくもなかったりするわけで・・・。
もう絶対好きだと思うんだよね。人前で歌って踊るの。

映画製作の準備期間がたっぷりあったせいか、構成はなかなか凝っています。
映画で観るより、お芝居で観るほうが面白そうと思いました。

« 傍迷惑な癖。 | トップページ | TB:ラブソング人気投票 »

映画・テレビ」カテゴリの記事

音楽」カテゴリの記事

コメント

「アメリカン・ビューティー」以降…と言うのはわかるような気がします。そういえば彼が出演した近年作、見てないなぁ…。

>nacchi74さんアカデミー賞とって好きなことをやりだしてからなんかつまらなくなっちゃっいました。今なら思いっきり嫌味なキャラや勘違い変人キャラで笑いをとってほしいんですけど。

「セヴン」の犯人役も良かったですね。

>k.m.joeさん本人はその後、あの犯人のイメージを払拭したくてたまらなかったそうです。あれはインパクトありましたからね。

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/1175528/28621597

この記事へのトラックバック一覧です: ザ・スペイシー・ショー:

« 傍迷惑な癖。 | トップページ | TB:ラブソング人気投票 »

インデックス

無料ブログはココログ