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2005年3月 6日 (日)

俳優じゃなくて探検家のほうのバートン

『失われし書庫』ジョン・ダニング著

元刑事の古書店店主クリフ・ジェーンウェイ・シリーズ3作目。
ジョン・ダニングは日本で人気の作家の一人。
なんとなく惰性で3作目も読んだけど、
実はあまり好きじゃないかな。何かが鼻につく。

会話もしゃれているつもりだろうけど、ちっとも面白くないぞ。
特に主人公と、互いに惹かれ合う女性との間のきどった会話。
描かれる女性像にも共感できない。新しいようで古くさいタイプ。
この前に読んだランズデールのセンスのほうがはるかに好きなので
つい比べて読んでしまったせいだろうか。

今回は主人公が、19世紀のイギリス人探検家リチャード・バートンの
稀覯本を手に入れたことから、歴史ミステリーが絡む事件に巻き込まれる。
途中の、歴史には登場しないバートンの友人が語るバートン回想録が退屈だー。
でも、こういう部分を逆に面白がる人もいるんだろーな。

感心してしまったのは、稀覯本ミステリーの真相を突き止めるには、
史実では明らかにされていない部分を解き明かす必要があったこと。
最後はどういうオチをつけるのだろうと、そこだけは興味津々で読んだ。
結果は「その方法しかないよな」だったけど…。

ともあれ半端な下調べでは書けない小説であることは確かです。
きっとまた人気を得るんでしょうね。



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コメント

最近海外ミステリに手を染めようと思っております。ディクスン・カーなんかはずっと前からお気に入りなのですが、後はうといので色々参考にさせて頂きたいと思います。

>may0505さん国内物も読みたいけど、海外ミステリーは奥が深くて次々と読みたいのが出てきて、なかなか抜け出せません。ディクスン・カー好きだったら、やっぱり英国物がいいですよ。

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