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2005年1月23日 (日)

私家版・元気になる音 その16

ベースの奏でるラインが印象的。そういう曲に弱いみたいです。
トロンボーン、ピアノとソロが続いた後に、
ふてぶてしく大きなノリで入ってくるジョージ・アダムスの
真っ黒なテナーサックス。
テーマを少しなぞった後にいきなりフラジオ音炸裂! 
ここは何度聴いても鳥肌もの!


George Adams-Dannie Richmondの“Joobubie”

1980年録音のジョージ・アダムス&ダニー・リッチモンド
『ハンド・トゥ・ハンド』に収められている曲。
自分がジャズをちゃんと聴いていたのは1970年代後半から
80年代前半にかけてなので、思い入れのある曲を選ぶとなると
どうしてもこの頃のジャズが中心に。偏ってます…。

アダムスは当時、最も勢いのあったサックス奏者の一人。
チャールズ・ミンガスやギル・エバンス・オーケストラなどでの経歴は語られるのに、
それ以前にファットバック・バンドの初期メンバーであったことは
余り語られません。内緒にしていたみたいです(ウソ)。

アルバムのメンツはほかに、ジミー・ネッパー(tb)、ヒュー・ローソン(p)、
マイク・リッチモンド(b)。収録されている4曲ともメンバーのオリジナル。
これが、どれも粒が立っていて、良いのです!
アルバム全曲(たった4曲だけど)好きというのは希少品です。

ジャズに限らず、広くファンキーな音楽が好きな人にアピールしそうな
雰囲気があります。フロントがテナーとトロンボーンの2管であるせいかも。
聴き直してみて、ジャズをやっていた頃のクルセイダーズを思い浮かべました。
アダムスのサックスは真っ黒黒のコブシの利いたテキサス風だし、
そんなに的ハズレな連想ではないと思います。
もちろん、アダムスはウィルトン・フェルダーよりずっと凶暴だが…。

この前後に録音されたジョージ・アダムス&ドン・ピューレン・カルテット
のアルバム (w/ダニー・リッチモンド、キャメロン・ブラウン)も良いです。
『アース・ビームス』とか『ドント・ルーズ・コントロール』とか。
鍵盤の上を滑走しまくるピューレンのピアノにもしびれます。
ダニー・リッチモンドやピューレンと一緒に
ゴリゴリ吹きまくるアダムスが好きだー!



このLPジャケ、ブラザーな表も良いけど、
裏でメンバーが同じポーズを決めてるのにもニンマリだ。
特に悪人顔のダニー・リッチモンドがす・て・き。
アダムスは92年に51歳で亡くなりました。
この文章を書くために調べていたらリッチモンドも88年に、
おまけにピューレンも95年に亡くなっていました…。


CDは在庫切れのようです。ミンガスダイナスティ(グループ)の
アルバムとともに再発してくれー。



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コメント

ジョージ・アダムス!ぶっとんでますよね。ドン・ピューレンとのバンドでの「フレイム・ゲイム」って曲がすごく好きでよく聞いていました。(ギターはジョンスコ。これが変態的でハマってるんです。)漂流教室を読みながら聞くとかなり雰囲気が出ます。。

>にしやんさんアダムス、ぶっ飛んでるけどメロディアスなんで、妙に馴染めます。ジョンスコとのやつはたぶん聴いてません。聴いてみたいなー。あの人のギターは黒いのと合いそうですね。粘り腰なとこ。漂流教室かあ、なるほど、そういう楽しみ方もあるんですね(笑)

テナーとトロンボーンの2フロントっていいですよね。先日のアタクシの師匠も同じ編成でした(笑)

>cypha_cyzoさん低音同士でホーンセクションではやりづらいとこともあると思うのですが、アダルチーな雰囲気と申しましょうか、落ち着いて聴けますね。

ジョージ・アダムスのゴリゴリブリブリ良いですね。私みたいにブルース方面の臭いサックスに慣れてる方が入りやすいのかも知れませんね。私のブログに度々出てくる元喫茶店のマスターが「あんたにはこの辺が良いだろう」という感じで聴かせてくれたジャズ奏者はジョージ・アダムス、アーチー・シェップ、ローランド・カーク辺りでした。ソニー・ロリンズとかは聴かせてもらえませんでした。・・・トホホ。ファットバックは、私はチョット軽く見てたけど(良い意味で)玄人受けするバンドらしいですね。なるほどねえ。

>k.m.joeさんふむふむ。シェップやカークと同様にアダムスもジャンルを超えて受ける要素があるってことでしょうか。うれしいですね。シェップに関しては、あのテナーの音が最高に好きなんですが、アルバムによっては重すぎて……。たぶん時代的なものもあるかも。カークもしばらく遠ざかってます。ひさびさに聴いてみますか・・。ファットバック・バンドは初期の頃しか聴いてないのですが、メンバーそれぞれ演奏は達者なようですね。少なくともホーンについては、クール&ザ・ギャングよりずっとうまそうな。

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