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2004年12月16日 (木)

私家版・黄昏時の友 その3

フレッド・アステアはダンサーや俳優として有名だが、
歌もいいんです。
声質的にはあまり好きではないのに、
たまにどこかから歌声がきこえてくると、
異次元に運ばれてしまったような錯覚に陥る。
なんだろうー、品があって、誠実そうで、
一種ムードづくりの天才なのかな、この人は。
顔はおじいちゃんみたいなんですけどね。
って、いつもひとこと余計。

Fred Astaireの“Night & Day”

1カ月くらい前に映画を観に行ったときに、
「恋に落ちる確率」という映画の予告が流れ、
そこでこの曲が使われていた。
♪Like the beat, beat, beat, of tomtom;
When the jungle shadows fall……
という歌詞が乗っかってくるバースのリフがとても印象的。
チュニジアの夜なんかもそうだけど、この時代はこういう
異国情緒なイントロをつけるのが流行ったようだ。

コール・ポーター作曲の「ナイト・アンド・デイ」は
そもそもアステアが出演映画の中で歌って最初にヒットさせた。
そのあとは、シナトラをはじめ無数の歌手やミュージシャンによって
カバーされた名曲中の名曲。
などと、私が説明するほどでもないちょー有名曲。

アステアが歌う「ナイト・アンド・デイ」は、実は
オスカー・ピーターソン、バーニー・ケッセル、レイ・ブラウン
などによるバックの演奏が秀逸なのよ!
間奏でのピーターソンのピアノソロときたら、もう
パーフェクト!
パーフェクト!
パーフェクト!

もちろん、コール・ポーターらしい目眩くような
必殺なほど官能的なコード進行がキモだったりするのだが。

写真のアルバムは『The Astaire Story』。
Verveレコードのベスト盤なのかなあ? よくわからん。
C・ポーターをはじめ、I・バーリン、G・ガーシュイン、
G・カーンなどの名曲30数曲が、本人の曲解説とともに入ってます。
あと、歌ではなくタップの靴音だけの曲もあったりして。

アステアの歌というと、バーリン作曲の“Puttin' On The The Ritz”が
最近ではけっこういろんなところに使われていたりします。
自分は“I Concentrate On You”という曲も無性に好き。とろける…。
これもコール・ポーターの曲。

で、折しも今、そのポーターの人生だかを描いた映画が上映中なのだ。
「五線譜のラブレター DE-LOVELY」
観たい! とても興味がある!
んだけども、ポーターを演じるのはケビン・クライン。
自分が勝手に思い描いていたイメージとなんだか違う……。
役柄的に「In & Out」を思い出しちゃいそうだ。

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コメント

アステア大好き!『恋愛準決勝』で船内で小道具を使いながらステップを踏むシーンがサイコ―です!あの豆みたいな顔が可愛くて・・・ミュージカル苦手だけどアステアの映画だけは別格で許してますそーいや唄に注目してなかったのでいいことを教えていただきました

>joshuatreeさんうはは、豆みたいな顔・・・可愛いといえば可愛いですね。私も機会があれば映画も観てますが、「恋愛準決勝」なんてタイトルは覚えがないので、きっと未見です。スカパーあたりでやらないか、網でもはっておきましょう。

僕もアステアの甘い声は、好き。Dancin' Cheek to Cheekがいいなあ。

>栗坊さん甘い歌声、まさにそうですね。でも野暮ったくなく、憎いほど小粋です。

オスカーピーター損(笑)、レイ・ブラウン、ケッセル「これぞスイング!」って感じよろしおすね(^^)

>cypha_cyzoさん演奏、抑えが効いててカッコイイです! これならタップも冴えますよ。ドラムのアルヴィン・ストラーは、知らなくて名前を省いてしまったんだけど、スイングビッグバンドの人みたいです。

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