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2004年11月 6日 (土)

私家版・元気になる音 その12

これも70年代半ばのヒット曲。
こんなんばっかり続けてますね。やっぱり年だあ。
過去しか見なくなったら一気に老けそうだよ…。

Esther Phillipsの“What A Diff'rence A Day Makes”

女性ボーカルはアクが強いほうが好きなんです。
これはもう生理的なもの。男性歌手より好みが大幅に限定される。
歌声の好き嫌いというよりは、アルバム単位で退屈せずに聴ける
女性歌手が少ないという偏狭な音楽ファンです。

50年代にリトル・エスターの名前でブルース歌手としてデビューした
故エスター・フィリップスは、例外の一人。
歌手としての全盛期は60年代らしいですが、
70年代にkuduレーベルに移って、豪華ミュージシャンをバックに、
このメジャーヒット曲を放ちました。

曲はエスター自身が尊敬する
ダイナ・ワシントン(この人も好き)で有名なスタンダード曲。
ダイナもエスターもタイトルは…Makesだが、原曲は…Madeなんだよね。
この意味の違いを昔どこかで聞いたが忘れました。
エスターの邦題は「恋は異なもの」、しかし原曲は「縁は異なもの」。
これもまたややこしい。

自分にとってエスターの個性的な歌声との出会いであったこの曲は、
デビッド・サンボーンのサックスとの出会いでもありました。
いわゆる“泣きのサックス”というやつね。
私以外にもこの曲でサンボーンを知った人が多いと思う。
というか、これで一躍有名になったんじゃないのかな?

ところが、アルバム『What A Diff'rence A Day Makes』で収められていた
サンボーンのソロが、シングルバージョンではばっさりとカットされていた。
サックスのソロの後にジョー・ベックのギターソロも続くので、
間奏が長すぎるという判断だろうと思います。
再発されたCDでは、その無惨なシングルバージョンがボーナストラックに
なっているようだけど、それって意味あるのかいな。




下の写真は、私は持っていないけど、エスターのkuduレーベル時代のベスト。
もし気に入って1枚だけ買ってみるならこのベストかな。
あまり古さを感じさせない選曲だし。
ギル・スコット・ヘロンの“Home Is Where The Hatred Is”や
ビル・ウイザースの“Use Me”のカバーがえらくカッコイイです。
特にUse Meのコーラスとホーンアレンジには一時期しびれまくったー。
この時代のベスト盤はもう1枚あって、
そっちは“Alone Again”や“Such A Night”や“Mr.Bojangles”など
もっとポップス寄りな選曲。どっちを選ぶかはお好みで、だな。



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コメント

エスター、ダイナとビリー・ホリデイ、ニーナ・シモン、ジャズ寄りの女性ボーカルは全てといっていいほど、彼女らの影がよぎりますね。どうしてもひとり選べと言われたら、ダイナ・ワシントンですね。

>k.m.joeさん難しいいー。選べない(笑)。でもやっぱりビリーかダイナですかね。ダイナ・ワシントンを初めて聴いたときは、江利チエミ?雪村いずみ?と思ったし、ナット・キング・コールを聴いたときは、ジェリー藤尾?と思いましたね。

江利チエミ、雪村いずみは歌手として考えると、日本に生まれたのがかわいそうですよね。中尾ミエも。洋楽の感覚があります。

>k.m.joeさんファンキーな歌姫たちですよね。あの系統の歌手がいったんは途絶えてしまったのはなぜだろう、と思います。

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