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2004年10月27日 (水)

無宗教なんですが

ここしばらく仕事の関係で、
日本におけるキリスト教史などを読んでいましたが、
自分には知らなかったことだらけでびっくりです。

たとえば、江戸初期に日本全国のカトリック教徒の数は
70万人近くに達していたとか。

弾圧の中で潜伏したキリシタンたちが代々語り継ぎ、
心の支えとしてきた「バスチャンの予言」の存在とか。

長崎の開港まもなく建てられた大浦天主堂を舞台にした
いわゆる「信徒発見」は、
日本よりもヨーロッパでよく知られている出来事だったりとか。

明治6年に晴れてキリシタン禁制が解かれてからは、
貧しい地域の救済に私財を投じて尽くした
ド・ロ神父をはじめとするフランス人宣教師たちの存在とか。

仏教徒でありながらほとんど独学で、後世の建築家も舌を巻くような
数多くの優れた教会堂を設計・施工した鉄川与助のすごさとか。

今もカトリック教会に帰依せず、仏教や神道とも結びついた
先祖伝来の信仰を守り続けるカクレキリシタンの人たちが、
長崎の生月島などに残っていることとか。
しかし、その組織も地域の過疎化と高齢化で
あと10年20年で途絶えるだろうとか。

いままではキリスト教の教派の違いもよく知らなかったのですが、
たいていのカトリック教会は、いつも扉が開いていて、
誰でも聖堂内に入れるというので、
今度見かけたら立ち寄ってみたいと思います。
古くからある教会堂には、畳敷きのところもあるらしいですよ。

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天草と外海で、バスの待ち時間にキリシタンの資料館を見たり、
長崎からの帰りの飛行機までには1時間ほどの余裕があったので
原爆資料館にも立ち寄ってきた。
その間に、新潟中越地震が発生。
ここ何日かテレビで被災地からの映像を見続けていたせいか、
昨夜は久々に冷や汗をかくほどの恐ろしい夢を見た。
しかも「あー、夢だったかー」と思って目覚めたのも
実はまだ夢の中だったという2段落ち。

夢だったーですんでいれば幸せだ。
のんきでごめんなさい。
今日は男の子だけでも助かってよかった。




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コメント

天草の歴史は本当に興味深いものがありますね。海外でも韓国のキリスト協会が教会保存の義援金を日本より沢山出しているそうです。だからどうということではないのですが。心は国境を越えるということですね。

さすがbelageさん、よくご存じです。その韓国からも費用が寄せられた天草の崎津教会の改修工事は、いま進行中で、足場が組まれ、中も立入禁止でがっかりして帰ってきました。文化財に匹敵する建物ですが、行政側としては特定の宗教にはお金が出せないということらしいです。難しいところですね。キリスト教徒が国民の3割をしめる韓国では、日本の長崎とその周辺の教会をめぐる巡礼ツアーがけっこう人気とのこと。神父さんと一緒に訪れ、教会を借りてミサも行うとか。キリスト教徒でなくても、巡礼ツアーという言葉にはひかれております。古い教会堂と周りの風景とのとけあい具合が素晴らしいです。

ああ、改修工事が始まりましたか。それは良かった。

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