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2004年9月

2004年9月30日 (木)

私家版・元気になる音 その9

音楽ネタ、あれもこれもといろいろ思い浮かぶ時もあれば
何一つ気が進まない時期もあって・・・。
でも、月の終わりくらいは締めておこう。
カーラ・ブレイの項でちらっと名前を出したので
マイルス・デイビスにしてみる。

Miles Davisの“Right Off”

ジャック・ジョンソンという黒人ボクサーの伝記映画のサントラとして
編集された『Jack Johnson』からの曲。
LPレコードの片面1曲ずつなので、特に曲名で挙げる必要もないけど、
B面のもう1曲のほうは聴いた覚えがなかったりして…。
昔よく通った店で聴いたアルバム。
70年前後のエレクトリック・マイルスといったら、
もっと有名なアルバムがあるわけだが、その店ではこれが一番よくかかっていた。
聴きやすいからかな。
ばりばり硬派なジャズ喫茶でありながら、
かかると客が一斉に帰っていくのもあったけど、
これはそうじゃなかった、少なくとも。
で、実はこのLPもCDも持ってない。
なのにここで取り上げるのは反則だと思います、はい。
そのうちにお小遣いが貯まったら買おうか、な?

出だしからガツンと、シャッフルビートなロックです。
ジョン・マクラフリンのギターはこれで初めて意識して聴きました。
あと、サックスがスティーブ・グロスマンなのも個人的にポイント高し。

マイルスではほかに『Miles Smiles』や
当時出たばかりの『The Man With The Horn』なども
よくかかっていて、好きだった気がする(もちろん『Kind Of Blue』もね)。
曲では“Freedom Jazz Dance”が懐かしい。
コピーしてみたよ。やたらテンポ上げてみたりして。
ユニゾるとかっこいい曲。
マイルスの主要アルバムはひと通り耳にしたけど、
マイルスのトランペット自体は
「いつか王子様が」のような可愛らしい曲が似合っていると思う。

80年代に復活して2度目だったかの来日コンサートを中野サンプラザで見た。
真夏の大きなコンサートホールでのジャズコンサートは
冷房が気持ちよくて、睡魔が襲う。
マイルスのときもやはり途中で眠ってしまった。
実に3分の2くらい、うとうとしていたと思う。
なんだかね…。身の程しらずのゼイタクをした気分でした。



2004年9月20日 (月)

敬老の日にちなんで。

「散歩する惑星」(2000年 スウェーデン/フランス)

うっ。あたしのオツムと感性では、
シュールすぎて分からん映画…。

敬老の日にちなんで観ました。というのはウソ。
とにかく老人がいっぱい出てくる映画。(全員素人らしい)
そして、これはひょっとして成熟化しすぎた社会、
または超高齢化社会への皮肉を込めた作品?
と思ったりしたけど、老人というのは、
何かを具現化しているだけかもしれない。

どうやら「閉塞感」がテーマみたいだ。
細かいエピソードをつないだ映画で、どのシーンも、
ずっと変わらないこと、進まないことへのイライラと失望感に満ちている。

行き詰まってしまったのなら壊してしまえー、と思うのだが、
そんな簡単に壊して再構築というわけにいかないのは、実社会と同じ。
“運命を従わせる力は、少なくとも我々にはない。
我々にできるのは、運命に手抜きをお願いするくらいだ”
と、年老いた議員がつぶやく。
あげくに、子供を人身御供として捧げる人々。

あー、もう真っ暗。
ジャンルはコメディらしいけど、ついていけません。
これで笑える人は、そうとう限られると思うぞ。
せめて映像が美しければね…。

文庫で1冊1000円はお高すぎ。

デニス・レヘイン著『愛しき者はすべて去りゆく』(2001年)
同じく『雨に祈りを』(2002年)

私立探偵パトリック&アンジー・シリーズの4作目と5冊目、
続けて読みました。これで、このシリーズはいったん終了らしい。
どっちも面白かったです。

前者は4歳の少女の失踪をめぐって。
ちょうど栃木の幼い兄弟の事件も重なって、読んでいて身につまされた。
かなり重い内容で、いつもの軽口のジョークも控え目。
最初の短い章から引き込まれました。表現がうまいと思う。
子供の幸せを選ぶか、法を守ることを選ぶか…。
事件が二転三転した後に、突きつけられるテーマも重いです。

後者はストーカーの被害に遭っていた若い女性の自殺をめぐっての話。
これも親子の冷めた関係、他人を精神的に追いつめて楽しむ人々など
現代社会の病んだ部分を盛り込みながら、結末はやはり二転三転。
一人のサイコ・パスの話で終わらせなかったぶん、不気味さが増す。
このシリーズのもう一人の主役は、闇の武器商人で
見た目もとんでもなくコワモテの巨漢ブッバ・ロゴウスキー。
主人公の幼なじみで、これまでも何回ともなく危機を救ったりしてきたが、
この5作目ではさらにパワーアップ。
普通だったら、武器商人なんて許せない!と思うのだが、
憎めないんだな。なーんでだろ。
シリーズの誰よりも魅力的。

冷えた天ぷらとかトーストとか・・・。

[may0505さんの関連したBlog]

関西ではヤキソバやお好み焼きはおかずだそうです。
ご飯が一緒じゃないとダメらしいですね。


我が家では、おやつに醤油せんべいやおかきを食べるのに抵抗があります。
あれは、醤油をかけて食べるご飯と変わらないので、
主食にはなるかもしれないけど、おやつではないと思って育ちました。

醤油せんべいやおかき、自分では(たぶん)一度も買ったことありません。
たまに人にもらうと、仕方なく食べる。ごめんなさい。

関係ないけど、味噌せんべいなどは、湿気てやわやわになるのを待って食べます。
同様に、トーストも冷えてしまってからマーガリンを塗って食べるほうが好みです。
前日に揚げたサツマイモやタマネギの天ぷらの残り物にも、そそられます。

2004年9月18日 (土)

30年前から変わらないね、ヤクザ映画。


三池崇史×武知鎮典の「荒ぶる魂たち」や「許されざる者」
が面白かったので、このジャンルの基本というか元祖、
深作欣二×笠原和夫の「仁義なき戦い」(1973年 日本)を観ました。

金子信雄の演じる組長は、見るからに信用ならない。タヌキ親父。
どっちかというと人間のクズ。でも、組織を維持するためとかいって、
みんなして持ち上げるのを見てると、ほんとイライラ。
トップが情けないって、あちこちの組織に見られる構図。
本当に頭の切れる男は、御輿をかつぐほうに回るよね。
そのほうが楽だから?
個人的には、そんな親分、とっととヤっちゃえよーとしか思わないんですが、
まあ、いろいろと理屈はあるのかな。

卑怯者の組長にほとほと愛想が尽きた菅原文太が見せる
苦り切った表情、特にサングラス越しの目つきがすごかったです。
いっぱい有名な俳優が出てたけど、好みでいったら
ういういしいぞ、渡瀬恒彦(笑)。

人が死んだりするたびに、チャララーチャララー♪が出てくるので笑った。
この効果音も映画史上に残ったわけですね。
全5作シリーズ、気が向いたらまた観てみます。



2004年9月17日 (金)

おめでたいときは寿司に日本酒?

お誘いがあったので、水曜日も日比谷。
「父、帰る」(2003年 ロシア)

ヴェネチア映画祭で金獅子賞を受賞したロシアの新人監督の映画。
(菊池寛とは関係なく。)
母親と祖母と暮らす兄弟のもとに、12年ぶりに父親が帰ってきて、
旅に連れ出されるという話なんだけど、
家族ものじゃなくて、オカルトものか?
宗教的にいろいろ解釈できる作品らしいけど、
どこが面白いのか、自分にはぴんと来なかった。
むしろ、この映画撮影終了後に、兄を演じた子役が
ロケ地の湖で事故に遭い溺死したという事実のほうが、
映画の内容自体よりもインパクトあり。
観た後に知ったけど、コワーッ!

この怖さは映画を観た人じゃないと分かりません。


木曜日は、金曜に返さなければならないビデオ、
2本のうち1本をあせって観る。
「過去のない男」(2002年 フィンランド/ドイツ/フランス)

ふつふつとおかしい。
力の抜け具合が心地いい。
力が入ってないように見せるって、そう簡単にできる芸当じゃないですよね。
記憶喪失の男が完全に記憶を取り戻したとき、
過去のあまり好ましくないクセも再発するんじゃないの?と
映画を見終わった後に気にしている自分は、
心配性で、疑い深い性分なのかも。

アキ・カウリスマキ監督、好きです。
兄のミカのほうは・・・よく分からない。

2004年9月14日 (火)

冬は風下なんですけど。

科学者が国に内緒で、核関連の実験をしてたってどういうこと?
もしかして、世界中で普通に行われているのか?
国が把握していない核の実験。

来年の「友情年」とやらに向けて
のんきにブームを演出しててよいのでしょうか。

沖縄で墜落したヘリの、劣化ウランが使われているかも
しれないという回収モレ部品も気になる・・・。

9.11の年に作られた暗示的映画。

未見のレンタルビデオを放っておいて、日比谷で映画。

「愛の落日」(2001年 米)

1950年代、南北に分断される直前のベトナムを舞台に
初老のイギリス人記者と、謎のアメリカ青年、
若く美しいベトナム女性との三角関係を、
当時の不穏な政治背景とともに描く……。

グレアム・グリーンの小説『The Quiet American』の2度目の映画化。
政治的“サスペンス”映画として、よく出来ていると思う。
後半の盛り上がり方とか。
だけど、こういう邦題はもうホント、勘弁してください。
陳腐もいいとこだし、どれがどの作品だったか覚えていられない・・・。

監督はオーストラリア人のフィリップ・ノイス。
製作総指揮にアンソニー・ミンゲラとシドニー・ポラックが名を連ね、
出演はマイケル・ケインにブレンダン・ブレイザーと、
地味だけど、けっこう豪華なスタッフによる作品。
香港映画で知られたクリストファー・ドイルが撮影を担当したせいか、
アジアを舞台にした欧米映画ながら、
映像が過剰にエキゾチックになっていないのがよいです。

ブレンダン・フレイザーの出演映画はもらさず(!)観てます。
この人の場合は断然コメディで光るのですが(フェイバリットは「タイムトラベラー」)、
新作と聞いて、製作中から気にしていました(少しヲタ入ってるかも…笑)。
アメリカではアカデミー賞狙いの作品として、
2001年の暮れにいったん公開が決まったものの、
タイミング悪く同時多発テロが起きてしまい、
おそらく政治的な配慮から公開が見送られたようです。
その後、アメリカでは単館のような映画館でひっそり上映されて終わりました。

男の嫉妬がテーマであり、政治色を前面に押し出した映画というわけではない。
マイケル・ムーアみたいなのとは全然違うけど、
最近のアメリカ帝国のやり口に業を煮やしている人にとっては、
「小気味よい」映画ではないかと思います。

しかし、純真無垢な雰囲気をもつBフレイザーは、パイルというアメリカ青年役に
よく似合うはずと思っていたけど、ちょっと年を取りすぎたかな。
もはや体型と髪が・・・個人的に悲しいヅラ。


<追記>
この映画のアメリカでの公開を巡るゴタゴタについては
こちらに詳しく書かれていました。参考まで。
(あ、でも、著しくネタバレしてるので、未見の方は読まないほうがいいかも)



2004年9月13日 (月)

人生は床屋さん。

借りてきた映画、結局、今日鑑賞できたのは2本どまり。

「バーバー」(2001年 米)

公開時に、映画館に観に行こうとしていて行きそびれた映画。
ついこの前のことだと思っていたのに、2年以上前と知ってガクゼンとした。
時間の感覚が、年齢とともに狂ってきているもよう。

「四十にして惑わず」という孔子の言葉があるけど、
寿命が延びた現在では「四十にして惑う」のほうが当たっている
・・・という趣旨のことを、以前にどこかで読んだ。
40前後になると、自分の人生これでよいのかと、再び迷ったり、
最後のあがきを見せたりするものらしい。
この映画を観ていて、思い出したのはそれ。
自分には身に染みる映画だったなあ。
けど、若い人にはどうだろう。
映像や話の展開が面白く、その点でも目が離せない映画ではあったけど、
20歳くらいでこの話を理解できるという人がいたら、
「もっと夢もって生きろよー」と説教してしまいそう。
自分のダメ中年っぷりを棚に上げてなので、まったく説得力ありません・・。

映画の原題は「The Man Who Wasn't There」。
理髪師役の主演のビリー・ボブ・ソーントンがずーっとタバコを吸っていて、
やたらおいしそう・・・と思いました。


「ベッカムに恋して」(2002年 英)

昔のこと。私がある男性ミュージシャンの音楽が好きで、
その人のことを「好きだ、好きだ」と騒いでいると、
男性からは「へー、ああいう男がタイプなんだ」と言われることが多かった。
「いえ、憧れてはいるけど、タイプとかいうのとは全然違うよ」
と説明を試みるが、様子からみて、ちゃんと分かってもらえたかどうか怪しい。
女性がある男性に憧れるのは、必ずしも恋をしてるわけではないのだが、
そのへんの違いが理解できない男性って、けっこう多かった気がするんです。

映画とぜんぜん関係ない話をしています。
この作品は、小粒ですが、いかにも最近のイギリス映画らしい映画でした。
原題は「Bend It Like Beckham」。
邦題はLikeを「のように」ではなく「好き」にかけて訳してみたのかな?
主人公はベッカムに憧れてはいるけど、恋しているわけではなく、
映画の内容にそぐわないんだけど、
実はそれほど悪くはないタイトルかもと思いました。


昨日から今季セリエAの試合が始まってます。
イタリアリーグはつまらない・・・そんなこと重々承知だあー!
けど、中田がいるから、今季もいちおうスカパー契約しました。
さっき観てたら、フィオレンティーナ、けっこう豪華な補強をしてるんで、
楽しみになりました。

2004年9月11日 (土)

ブルースマン3人のドキュメンタリー

というわけで、ようやく観てきました!
ヴィム・ヴェンダース監督による「ソウル・オブ・マン」(2003年 アメリカ)

映画の始まりは1977年の宇宙探査機ボイジャーの打ち上げ。
なぜそんなシーンから始まるかは、
少しネタバレになるかもしれないので、控えます。
内容は、ヴェンダース監督が個人的に好きらしい、
ブラインド・ウィリー・ジョンソン、
スキップ・ジェイムス、
JB.ルノアー、
3人のブルースマンの人生を、彼らの貴重な音源や映像とともに、
解説などは控え目で綴ったものです。
自分は、スキップ・ジェイムスの名前くらいは聞いたことあるかなー程度の
ブルースにさほど詳しくない人間ですが、
音楽だけでもかなり満足しました。

合間に、現代のミュージシャンたちによるカバー演奏が流れ、
この人選も、なかなかマニアックなんですよ。
しかし、今のミュージシャンたちがどんなに素晴らしい演奏をしようと、
オリジネーターの演奏には、斬新さや過激さにおいて、
とうていかなわないと思いました。
当たり前といっては当たり前だけど、
本物の才能というのに接すると、人間は鳥肌が立ちますよね。
そのことを改めて体感した映画です。

スキップ・ジェイムスの初レコーディングの音にも参ったけど、
自分がいちばん興味をもったのが、JB.ルノアー(写真)。
ほかの2人に比べ、やっている音楽が新しいせいもあるかな?
1曲目を聴いただけで、かなり気に入ってしまい、
帰りにさっそくレコード店に寄り、CDを1枚購入してきました。
映像の威力ですね(笑)。
音だけをサラッと聴いた程度じゃ、CDを買わなかったと思うもん。
なんだかね、存在自体がオーラを発しているんですよ。
ルックスも、高めの歌声も、踊りたくなるような曲も、とてもチャーミング!
でもって、歌詞には社会的なメッセージが込められたものが少なくなく、
それは、1960年代半ば当時には、かなり画期的なことだったとか。
ベトナム戦争を「兄弟を殺している」と歌ったブルースマンがいた!
そのことにもまた、鳥肌が立ちました。

ああ、そうそう、このJB.ルノアーの貴重な映像は、
スウェーデンから旅行に来ていた夫婦が撮影したものなんです。
この夫婦も、けっこう面白い味わいを出してましたん。

都営新宿線のばかー。

ぐちりついでに、前から腹立たしく思っていることをもう一つ。
お前がばかだ、と言われかねない些細なことです。

都営新宿線の「急行」の存在意味がわからない。
地下鉄の急行なんて、いったい誰がトクをする?
確か最初は試験運行だったはず。
それがいつの間にか定着してしまったんじゃないか?

職場のある駅が「急行」の停まらない駅なのに、
うっかり「急行」に乗ってしまい、2つ先の「急行」停車駅で降りて、
折り返すこと、これまでに10回前後。
ぼーっとしている自分が悪いのかもしれないけど、
「急行」は通常の通勤時間には走っていないので、
電車が来たら条件反射で乗ってしまうんです。
おまけに、都営新宿線には京王線の「快速」も乗り入れているので、
頭の中で「急行」と「快速」がごっちゃになるんです。

しかし、うっかり者も自分以外にも、ときどき腹を立てている人はいるはず。
急いでいるときに限って来るものだ、停まってほしい駅に停まらない「急行」は。
それに、ふだん都営新宿線なんかを利用しない人の中には、
地下鉄に「急行」があるなんて知らずに乗ってしまう人もいるだろう。

今日は立ち寄り出勤で、10時過ぎに都営新宿線を利用したのだが、
電車にいったん乗り込んだあと、ホームに何人か残っている人がいたので、
「あ、これきっと急行だ!」と慌てて降りて、
ホームの電光表示を見たら、やっぱり「急行」の表示が出ている。
「ふー、今日も危なかった」なんて思っていたら、
次に着たのが「急行」だったよ!
ホームの電光表示の変わるのが早すぎなのよ!
おかげさまで、ムダに2本も電車をやりすごしました。

都営新宿線に「急行」を走らせようなんて考えたの、誰だろう?
もしかして、社内ではけっこうエラい地位にある人?
だったら納得なんだけど…。
今度、質問状でも出してみようかしら。

いまだ見られないニモ

時間と気持ちの余裕のあるときにレンタルで映画を見だめしておこうと、
最大手チェーンのビデオ屋へ。

近所にレンタルビデオ屋は、ここ1軒しかないので
最近は半額レンタル中しかビデオを借りなくなりました。
そんなサービスしなくていいから、ふだんのレンタル料金を安くしろー。

それに、半額と言ったって、今のうちに見たい映画は
どれもこれも「新作」シール付きで、サービス対象外じゃないかー。

結局いまだ「ニモ」を借りることができません。
DVD発売から3カ月たっても新作だなんて。
あー、せこくて頑固で嫌になりました、自分が。



2004年9月 8日 (水)

TB企画・・・秋のトラックブック図書館

面白かった本を持ち寄って図書館を作ってしまおうという
k.m.joeさんのTB企画


どうせなら「はじブラ」に相応しく音楽に因んだ本を。
で、新しめのところでとりあえず思い浮かぶのはこれかなあ、やっぱり。
なんだかTB早い者勝ち?な気もしなくもないのですが、
ニック・ホーンビィ著『ハイ・フィデリティ』(新潮文庫)

ミュージシャン名や曲名がわんさか出てくるので、
面白い人にとっては2倍、3倍面白い小説。
そこそこのオタク気質の持ち主には、主人公が羅列する
「何でもトップ・ファイブ」がなんといっても楽しいです。
例えば、主人公が80年代末に、ロンドンのクラブでDJをしていたときの
人気曲トップファイブ

スモーキー・ロビンソン&ザ・ミラクルズの〈イッツ・ア・グッド・フィーリング〉
ボビー・ブランドの〈ノー・ブロウ・ノー・スノウ〉
ジーン・ナイトの〈ミスター・ビッグ・スタッフ〉
ジャクソン・ファイブの〈ザ・ラブ・ユー・セイブ〉
ドニー・ハザウェイの〈ザ・ゲットー〉

とかね。
1957年生まれの著者自身の趣味やこだわりがうかがい知れる小説。
ジョン・キューザックの趣味が反映された映画のほうもかなり好きでした。
中古レコード店の店員2人とのやりとりがいちいち笑える!
「いた、いた、こんなやつー!」という共感からくるおかしさ。
というか、いとおしさ。

ニック・ホーンビィの本では、その後に出た『ぼくのプレミア・ライフ』というのも
買ったのだが、「よほどプレミアリーグに詳しくないとつまらないよ」と
先に読んだ友人に脅され、びびって、何年も積んで置かれている。
そろそろ読みますか・・・。




2004年9月 5日 (日)

マイ・スイート・賃貸マンション

安いだけが取り柄の賃貸ボロ・マンションに住んでます。
数カ月前に引っ越して来て以来、次々と欠陥が見つかります。
そのつど管理会社に連絡をとり、
何人かの業者の人が修理に来られましたが、
口を揃えて「問題多いんですよ、このビル」と言います。

なんでも、ビルの前のオーナーは、
素人なのに、自分でビルの修理やメンテをされていたようで、
壁紙の張り替えの手間を省くために、
一面どぎついピンクに塗られている部屋もあるとかw
私の部屋は、オーナーが変わってからリフォームされているので、
少なくとも見た目はマトモとのことです。

築30年くらいなので、
生活する上でも不便な点は多いです。
5階まで階段利用とか、電話回線の差し込み口が玄関にあるとか…。
たいていの不便さは承知のうえで借りているので、文句はないのですが、
笑ってしまったのは、ベランダの物干し竿のフックの位置。
高さ2メートル50センチのところに、J字型のフックがあります。
いったいどうやって、竿を掛けるのか?
ほかの住人のベランダを覗いて確認しましたが、
誰もこのフックを使いこなせていないようです。

引っ越してから気付いたのが、和室の天井の雨漏りのあと。
私の部屋は最上階なんです。
こんな欠陥を見落とすとは…、と一時は激しく後悔。
が、修理はすんでいると聞いて安心してました。



ところが! 昨夜の豪雨!
雨が降っているときはなんでもなかった。
問題はその雨が止んだ深夜。
部屋のどこかからコツコツコツと音がする……。
突き止めると、台所の天井。
耳を澄ますとボタ、ボタボタ、ボタボタボタと、
明らかに水滴のつたっている音。あせりましたよ!
しばらく天井を見上げていましたが、漏れてはきませんでした。
でも、天井裏に雨がたまっていたら、そのままで大丈夫?
気になってます。なかなかスリリングです。
ちなみに、和室の木の板の天井のほうは無事でした。

雨漏りなんて、台風の被害に遭われた方々に比べたら、
たいしたことではありません。
むしろ地震がコワイかしら。
ベランダに設けられた非常用梯子が、これまた…。
最初の足場がベランダから離れすぎ!
子供や年寄りはどうやって降りるんだ?と考え込んでしまうようなシロモノなんです。



2004年9月 4日 (土)

私家版・魅惑のエロインスト その7

振り返れば、音楽ブログネタ、ヤロウばかりヽ(^。^)ノ
では、ここらで私の憧れの姐さんを一人。
姐さんといっても、今年でもう66歳になるんだね。


Carla Bleyの“Song Sung Long”

カーラ・ブレイは“ジャズ界の桃井かおり”。
今思いついて、勝手に名付けてみたけど、的はずれかも。
カーラ姐さんの人となりについては
それほど知っているわけではないし。
でも、ほかにあまり分かりやすい例えが思いつかない。
別に無理して誰かに例える必要はないんだけどー。

作曲・編曲・プロデュースに特異な才能を発揮し、
バンドではキーボード。たまにボーカル、サックスなども披露。
姐さんの作った曲を聴いてると、
人生楽しむために音楽やってる、そんな人でないかと思わせる。
音楽で自在に遊べる人というか。
とにかく才能の塊のような人だ。人間的なスケールもでかそう。
多少変なところがあったとしても、ぜんぜん許せちゃうタイプ。
でなきゃ、こんなにいつも凄腕のミュージシャンたちが
彼女の元に集まってくるわけないと思うんです。

そうすると、あれかな、女マイルス・デイビス?
でも、マイルスのバンドには常に緊張感が漂ってる気がするけど、
カーラのバンドは、メンバーみんなリラックスして楽しんでる感じ。

やってる音楽は、アルバムによってかなり幅がある。
そんな中で、The Carla Bley Band『Live!』(1981年)は
フュージョン寄りの音楽を作っていた頃のもので、
馴染みやすく聴きやすいと思うので、おすすめしちゃおう。
現夫のスティーブ・スワロー(b)や前夫のマイケル・マントラー(tp)はじめ、
参加ミュージシャンもみんな素晴らしいでせう。
全員の名前を書き出したいくらい。個人的にはこの頃、
スティーブ・スレイグル(as)にもハマっていたんだった…。

「Song Sung Long」はめちゃめちゃシンプルなジャズ・ファンクです。
頭空っぽにして、盛り上がれる!
楽曲だったら「Blue Object」や「Still In The Room」も好き。
「The Lord Is Listenin' To Ya, Hallelujah!」はトロンボーンの
ゲイリー・バレンテが熱くてよいです!


ところで「Song Sung Long」のオリジナルは、
『Dinner Music』(1977年)に入っています。
あの“スタッフ”の5人を迎えて作られたアルバム。
これにはカーラ姐さんの粋な歌が聴ける曲も1曲あって、
エリック・ゲイルが渋いギターを添えてます。

あ・・・エロとは関係ない話に終始してしまった。
カーラ姐さん、私生活はエロそうなんですけどね(いえ、奔放?)
そういう意味では、スティーブ・スワローとのディオアルバムのほうが
相応しかったのかな。



2004年9月 2日 (木)

私家版・元気になる音 その8

2つ下のブログで、偶然亡くなった人のことを書いたので、
そのついでといってはなんだけど、
先月亡くなったリック・ジェイムスについても。

Rick Jamesの“Bustin' Out”

全盛期のリック・ジェイムスのサウンドと歌は、
この“元気になる”テーマがまさにぴったりで、
そのうち取り上げようと思ってたけど、
こんな機会になってしまって残念です。
バラードの、私にはよく分からないエロさも、ありますけどね。

70年代の終わりから80年代はじめにかけて、
ほとんどの、いわゆるメジャーなブラックミュージックは
腑抜けな音を奏でるばかりでしたから、
ファンク系のソロアーティストとして、
才能もずば抜けていたリックの存在は際立っていました。
歌声やパフォーマンスが暑苦しければ暑苦しいほど、
イカしてましたよ!

でも、プリンスが頭角を現すと、
影が薄くなってしまったんだよね。何がよろしくなかったのか?
プリンスを意識した発言や態度をとるほどに、
彼自身がスランプのどつぼにも嵌っていくようで・・・。
そんなにライバル視しなければいいのに、と思ったけど、
リックにしか分からない腹に据えかねることがあったのか。

アルバム1枚挙げるとしたら、トータルで親しみやすさのある
81年作の『Street Songs』。「Give It To Me Love」最高!
でも、79年作の『Bustin' Out Of L Seven』の
「Bustin' Out」から「High On Your Love Suite」の
うねりが怒濤へと変わっていく2曲もよいです!



私家版・魅惑のエロヴォイス その12

Artn' Soulの“Goin' On”

90年代でもうひとつ、デビューアルバムがとても好きだった
グループを思い出した。3人組のアートン・ソウル。
3人ともボーカルと楽器をこなします。
アルバム『Touch Of Soul』(1996年)は、トニーズのドラム担当、
ティモシー・クリスチャン・ライリーがプロデュース。
これを聴くと、ティモシーもトニーズのサウンドアレンジ面で
かなり貢献していたことが分かります。
今さらかしら? 1曲目からしてもろトニーズ。
同郷(オークランド)だし、トニーズ・ファミリーってことでしょうね。
アルバム全体、ホーンの使い方もイカしてると思う。

Artn' Soul自体は、下記の男臭いIntroやSoloと違って、
かなり甘ったるいボーカルとコーラスで聴かせます。
この舌っ足らず系の声の人たちは、巧いのかどうか分からないけど、
エロさを全面に出しているところがいいですね。
特に「Nature Rise」や「Touch Of Soul」あたり。
「Touch…」はスレイブの「Just A Touch Of Love」が元曲。
同じ頃、キース・スウェットもカバーしてました。

お気に入りは、ファルセットで歌うハッピーなミディアム曲「Goin' On」。
一転、骨太な「Dog N' Me」もいいかな。
トニー・トニー・トニーが好きな人には、
おそらくムダ曲なしの充実のアルバムと思います。
この人たちも、その後の消息を知りません。
とっくに解散してしまった?



あのボーカルグループはどこへ?

90年代は多くのコーラスグループが活躍してたと思うのですが、
アルバム2枚出した後の消息が知れず、
気になっている男性コーラスグループが2つあるんです。
思い出して検索してみたら、これが難しいの。
覚えやすくシンプルなグループ名というのは、
こういうとき、やっかいなのね。



ひとつはIntro
デビューアルバム名も『Intro』(1993年)。
初っぱな曲「Love Thang」や2曲目「Let Me Be The One」の
たんたんとした機械的で乾いたサウンドと
抑制の効いたテナーボイス3人のコーラスとの組み合わせが、
当時は新鮮で、えらく格好良く聞こえ、お気に入りでした。
リードボーカルのKenny Greeneの声もかなーり好み。
自分ではあちこちに「いいよ!」と言って回っていたけど、
話題になったのかなあ。よく知りません。

2枚目の『New Life』(1995年)は半分がセルフプロデュース曲になって、
サウンドのオリジナリティはかえって薄れたけど、
歌やコーラスワークは1作目以上に美しく、
聴いているうちにじわじわと味わいが出てくるアルバム。
でも、売れなかったんでしょうか? 地味さは否めないか。




もうひとつのグループはSolo
ボーカル3人+ウッドベース弾きの4人組。
ファーストアルバム『Solo』(1995年)は、
ジャム&ルイスのプロデュースであることと、
サム・クックなどの古い曲のアカペラカバーを曲間にはさむという
構成の面白さで、かなり話題になったような。
で、なんといってもメンバーの歌の巧さだな。
今どきJ.ブラックフットみたいな声の人が交じってるのがいいす。
全編に懐かしテイストが漂っていて
「Blowin' My Mind」や「Xxtra」などのアレンジにもニンマリです。
でも少々あざとい気もしなくもない。たぶんジャム&ルイスのせい……。
デビューにしては素晴らしく完成度の高いアルバム。
でも、その音の完成度の高さが息苦しいって、ワガママだな。ごめんなさい。
グループのために弁解しておくと、世間の評判はすこぶる良かったですよ。

2枚目の『4 Bruthas & A Bass』(1988年)は、
Solo自身のほか、トニー・トニー・トニーのラファエル・サディークや
ジェラルド・リバートなどがプロデュース。
ジャム&ルイスが関わっていないこっちのほうが
個人的には素直に聴けて好きなんです(爆)
楽曲の良さや個性は前作のほうが際立っているのかもしれませんが。


IntroもSoloも2枚目以降の消息を知りません。
ご存じの方がいたら、教えていただきたいです。
消えてしまったとしたら、もったいなく残念なことです。


<追記>
この文を仕上げるために音源のリンク先を探していたら、
Introのリードボーカリスト、Kenny Greeneが
2001年にエイズによる病気併発で亡くなっていたことを知りました。
うわ、ショックだあ…。なんてこった。
もう1回『New Life』を聴こう…。



2004年9月 1日 (水)

私家版・元気になる音 その7

友人にブログやってると言ったら、
検索であっさり突き止められました。
トニーズに騙されたことも書けば、と言われたので書きますね。


Tony Toni Toneの“Tell Me Mama”

兄弟と従兄弟からなる3人組。
デビュー時からアルバムを買ってきたけど、
その後のアーティストとしての進化はうれしい誤算。
トニー!トニー!トニー!から「!」が取れた
この3枚目の『サンズ・オブ・ソウル』と
次の『ハウス・オブ・ミュージック』は甲乙つけがたい名盤だー!
ハウス…のほうが、ちょい渋好み?
トニーズらしさってことで「テル・ミー・ママ」を選びましたが、
好きな曲、多すぎる!
映画のサントラに提供した単発曲も捨てがたいし。

60-70年代のR&Bやソウルを下敷きにした曲作りというのは、
今のブラックミュージックの主流にもなっているわけだけど、
トニーズはその消化の仕方が巧いといいましょうか、
自分たちの個性もしっかり持っているところがいいですね。
でもって、ポップのセンスが抜群だと思うし。
・・・うーん、なんだか当たり前のことしか書けないわ。

で、騙されたというのは、彼らの(たぶん2度目の)来日コンサート。
お台場に新しく出来たクラブのお披露目で呼ばれたか何かだった。
ライブが始まってもメインボーカルのラファエル・サディークが
なかなか登場しなくて、この時点でいやーな予感が。
トニーズは、ラファエルの声が大きな魅力ですからね。
私なんかはそれが最大の目当てだったわけですよ。
ところが、ようやく登場したと思ったら別人!!!!
ライブ前もライブ中もお断りはなかったと思うぞ。
おまけにその別人、顔も声も微妙にラファエルに似ていたので(親戚?)
別人と確信をもつまで、しばらく時間がかかった。
お客の中には騙され通しだった人もいたのではないか・・・。

結局、乗り切れないままライブ終わっちゃったんですよ。
覚えていることといったら、いつもラリってるようにしか見えない
ドゥエイン・ウィギンスの、ギターを弾く手にはさんだタバコの灰が、
ずっと落ちそうで落ちなかったことくらい。
で、トニーズは解散したんですか? 活動休止中?
いまだ知らないんですけど。



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