« タワレコで男あさり | トップページ | こんな旅、あんな旅 »

2004年7月25日 (日)

私家版・黄昏時の友 その3

先日取り上げたカエターノの新譜のライナーノーツで
キリンジのメンバーが、その中性的な歌声をこの人の名前を出して
比較していた。カエターノの声は明らかに男性と分かるけど、
この人の場合は、男性か女性か、
初めて聴くと大抵の人が混乱しそうです。
ルー・リードは「天使の声」と例えていて、なるほどと思いました。
官能的なのに、それは性的なものは違う気がします。

Jimmy Scottの“Day By Day”


ジミー・スコットを知ったのは、何年か前のNHKのドキュメンタリー番組。
これを見た人は、多いのかな?
うろ覚えですが、内容を簡単にいうと、
レコード会社との二重契約のゴタゴタなどによって、
日の目を見ないまま不遇な人生を歩んできた歌手が、
あるラジオ番組で曲がかかったのをきっかけに、
問い合わせが殺到し、60歳代半ばで本格的復活を果たしたというもの。

テレビシリーズ「ツイン・ピークス」に登場し、
歌声を披露したことで、日本でも一部の注目が集まりだしたようです。
ドキュメンタリー番組放送からまもなくして、
CD店のジャズボーカルのコーナーに
たくさんの古い音源や新録のCDが並ぶようになり、何度か来日もしました。

その声は女性的であり、シャウトするわけではないのに力強い。
スローバラードが映える、ねっとりとした声の出し方。
というか、この人が歌うとどの曲もバラードに聴こえちゃうのか?
有名なポップスやロックの曲もカバーしてるけど、
歌い崩し方も独特で、ほとんど原曲のメロディーをとどめないものもあります。

アルバムは5枚しか持っていませんが、何度聴いても圧倒されるのが、
『Lost And Found』に入っているこのスタンダード曲。
ジミー・スコット以上に、この曲を歌いこなせる人っているんだろうか?
と思ってしまうほど。本当に素晴らしいです!
1日の締めくくりに、この曲だけを聴いたりします。
歌が始まった途端に、心も体も解きほぐされるようですよ。
アルバムではほかに『All The Way』も、 選曲・演奏とも極上と思います。

マービン・ゲイやスティービー・ワンダーなんかも
彼から少なからず影響を受けているそうです。
ルーツ・ミュージシャンの一人ということなんでしょうね。



« タワレコで男あさり | トップページ | こんな旅、あんな旅 »

音楽」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/1175528/28621485

この記事へのトラックバック一覧です: 私家版・黄昏時の友 その3:

« タワレコで男あさり | トップページ | こんな旅、あんな旅 »

インデックス

無料ブログはココログ