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2004年7月10日 (土)

私家版・魅惑のエロヴォイス その11


Prince And The Revolutionの“Kiss”


かつては、といっても70年代、80年代、
楽器を演奏する女性がバンドをやるのは大変でした。
特に「売れたい!」という野心ある男性とは
バンドを組んでもらえませんでしたから。
女は実力的に信用ならないとか、
人間関係がぎくしゃくするという意見もありましたが、
何よりも、女性が加わることでバンドカラーが変わってしまうことを
恐れていたのではないか、と勝手に推測します。
特にロック系のバンドは、イメージを大切にしてましたから。
あぶれた女性は、仕方ないから、レディースを組むんです。
楽器をやっている女性の絶対数が少ないから、
音の傾向は大きな妥協をせざるを得ず・・・。
まあ、それでもレディースにはレディースなりの
気が置けない楽しさがあるんですけどね。

で、そんなときに現れたのが、
プリンス&ザ・レボリューションでした。
MTVによる視覚効果もあって、女性混合バンドでも
かっこいいことできるじゃん! という認識が
狭い範囲ではありますが、広まりまして、女性には大きな励みになりました。
特にシーラE! 女でもホレボレしましたもんね。
以来、プリンス率いる男女混合バンドのイメージは、
楽器でバンド組みたいという女性の一つの理想型として
輝かしく君臨し続けているのではないかと思うのですが、どうでしょう。

もちろん男女混合バンドの先駆といったら
スライ&ザ・ファミリー・ストーンなわけです。
サウンド的にも、プリンスはスライ・ストーンから大きな影響を
受けていることは容易に想像がつきます。

スライはどんどん内向し、麻薬でボロボロになって
第一線から退きましたが、プリンスは化け物だ。
80年代の音楽をリードしてきた天才プリンスが
今もそれほどクオリティーを落とすことなく創作活動を続け、
ライブもひんぱんに行っているというのは、本当に尊敬すべきことだ。
ナイーブすぎるゆえか、以前は理解しがたいところもある変態くんだったが、
今の誰よりもオーセンティックに見える。

プリンスにはおたくがいっぱいいて、私なんぞの中途半端なファンが、
その音について語るのは躊躇してしまいますが、
個人的には、ストイックな雰囲気の80年代後半のアルバムが好きです。
この「Kiss」が収録されている『パレード』もいいけど、
その後の『サイン・オブ・ザ・タイム』と『ラブ・セクシー』には
特に思い入れあります。



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コメント

おお!確かにセクシーボイス!MTVを見ながらもっとシーラEを映さんかいっ!と突っ込んでた当時のガキです日本で言うと米米バンドかなー<男女混合ギターの博多さんになぜかトキメイタそれはすぐ間違いだと気づきましたがね

今のプリンスのバックのベースの女性もかっこいいんですよね。米米クラブ! おー忘れてた。性別を超越してメジャーに、ということなら日本での先駆ですかね。人知れず苦労があったと思います(笑)

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