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2004年6月19日 (土)

私家版・元気になる音 その2


これを書くにあたり、改めてアルバムごと聴き直したけど、
抑えきれない生命力というか、生きる喜びというか、やっぱりすげー。
ブラックはこれだからはまります。


Pharoah Sandersの“You've Got To Have Freedom”

テナーサックス奏者ファラオ・サンダースは
古くはフリージャズの人ですが、
1970年代の終わりあたりから、その豪快でフリーキーな音に
フュージョン路線の親しみやすさが同居するアルバムを続けて出します。
なかでも『Journey To The One』は、
個人的には80年代モダンジャズの王道を行く大傑作!と思います。
当時2枚組LPで買い、後でCDでも買い直した長年の愛聴盤です。

ジャズを聴かない人にもおすすめです。
むしろ4ビートジャズは古くさかったり小難しかったりと思っている人に
ぜひ聴いていただきたいです。ボリューム最大限で。

コルトレーン派のサックス奏者といわれますが、
ファラオはもっと土臭くて、突き抜けた明るさがあり、清々しさすら感じます。
自分の印象としてはコルトレーンとソニー・ロリンズのいいとこ取り。

この曲は、クラブDJの人たちに一時期好まれていたようだし、
コーラスなんぞも入って耳馴染みがいいので選びましたが、
1曲目と2曲目(LPだとA面)も捨てがたい。
モダンジャズのかっこよさを凝縮した、力強く躍動感のある演奏。
聴いているうちにぐんぐん力がわいてきます。
スピリチュアルな7曲目、ゴスペル風の9曲目もなかなか・・・。



ジョン・ヒックス(p)、レイ・ドラモンド(b)、
アイドリス・ムハマッド(dr)ら、バック陣が最高! 
ファラオの音に軟弱なサポートは似合いません。
この後に出た、もっとアフリカ色の強いアルバム『Rejoice』、
ファンクバンドかと錯覚するほどのノリを見せる『Live』もよいですよ!

しかし、90年代以降はバラード集のようなアルバムが多く・・・。
もともとファラオのスタンダードバラードはいまいち好きでないので、
聴いてない。
(聴いてないのに文句を垂れるのはいかんだろ・・・)
コルトレーン色が強すぎる。でも、こういうほうが売れるんだろうか。
コルトレーンはコルトレーンでいいけど、
ファラオがいつまでもその亜流のように紹介されるのは悲しいよ。



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コメント

ファラオも大好きです。ジャズサイドよりもクラブ系の人たちから再評価されているところが、なんとも嬉しいような悲しいような気がします(^^;

あ、いたー! ファラオ好き。うれしいー!そうそう、案外ジャズの、それも楽器やってる人にはあまり評価されてない気がする。複雑な気持ち。

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